独立に歓喜した若者たちの27年後描く…ジョージア映画『蝶の渡り』日本版予告編
ジョージア(旧グルジア)を代表する女性映画監督ナナ・ジョルジャゼ監督の『蝶の渡り』より日本版予告編が解禁された。 【写真】『蝶の渡り』場面写真 『金の糸』(2019)主演でお馴染みのナナ・ジョルジャゼが監督を務めた本作。ジョージアの独立とアブハジア戦争から27年後を舞台に、画家コスタとその仲間たちの物語を描く。 この度解禁された予告編では、古びたアパートの半地下で、芸術家仲間と共同生活をする画家とその恋人を中心に、複雑な歴史のなかでも、ジョージア流のユーモアと愛で人生を生き抜いていく姿を捉えている。 笑いあふれるドタバタ的展開を交えながらも、未来に行き詰まり、生き残るために「渡り」をする姿が描かれる。いまもジョージア人の心に残る戦争の痛みやディアスポラ(民族離散)の悲しみ。それをジョージア独特の“陽気な悲劇性”で描ききった、まさにナナ・ジョルジャゼ監督の集大成となっている。 共同脚本、美術、撮影、衣装、音楽など主要スタッフには、ジョージア第一線の文学者、アーティスト、作曲家が揃い、劇中に登場する数々のジョージア現代絵画も見逃せない。 『蝶の渡り』は2025年1月24日(金)より新宿武蔵野館アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。
シネマカフェ シネマカフェ編集部