シェアサイクルにまたがる与那原町の照屋勉町長（中央）ら＝１日、同町観光交流施設

　【与那原】与那原町で1日、乗りたい時に借りて好きな場所で返却できる自転車サービス「シェアサイクル」の実証実験が始まった。期間は2027年3月までの3年間。その後は民間企業による事業化を目指す。 郵便局で自転車シェアいかが？　約500台が稼働中のCYCY、那覇中央と東町でもスタート 　同町が導入したのは、スカイツアーズ（那覇市）が運営する「Hi！　cycling（ハイサイクリング）」。町内計8カ所にステーションを設けた。設置する自転車は電動アシスト付きで利用料は15分100円。無料アプリ「HELLO　CYCLING」から予約する。 　同アプリの登録会員は8月時点で全国370万人で、うち沖縄は第9位の多さだという。 　県内には別のシェアサイクルサービス「CYCY（サイサイ）」のステーションもあり、ハイサイクリングとの相互乗り入れが可能。自転車は合わせて600台以上稼働している。両ブランドのステーションは北は沖縄市、南は豊見城市まで8月時点で計200カ所あり、アプリ上で確認できる。与那原町での導入は県内10自治体目。 　同町の照屋勉町長は町観光交流施設のステーションで1日、「脱炭素や健康増進、町内周遊にもつながる。電動アシスト付きなので坂道もスムーズ。自転車のある生活を広げていきたい」と話した。（南部報道部・平島夏実）