カンヌ国際映画祭の名誉パルムドールにジョージ・ルーカス
「スター・ウォーズ」で知られるジョージ・ルーカスに、第77回カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールが授与されることがわかった。 【画像】公開25周年を記念し国内初の4K上映が行われる「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」 リチャード・ドレイファス、ロン・ハワード、チャールズ・マーティン・スミス、ハリソン・フォードらを起用した1973年製作の「アメリカン・グラフィティ」で監督として初めて商業的な成功を収め、1977年に発表した「スター・ウォーズ」で社会現象を巻き起こしたルーカス。自身の映像制作会社ルーカス・フィルムとその子会社などを通して映画界に多大な貢献も果たしている。VFX制作会社インダストリアル・ライト&マジック(ILM)や音響の評価を提供する企業・THX、アニメーションスタジオ・ピクサーの創設にも関わった。 ルーカスは、学生時代に手がけた短編をリメイクした1971年の「THX-1138」が第24回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された経験を振り返り「監督週間と呼ばれる新人監督のための新しいプログラムに『THX-1138』が選ばれたときは、驚きと喜びでいっぱいでした。それ以来、脚本家、監督、プロデューサーとして、さまざまな立場で何度もこの映画祭に戻ってきました。私にとって大きな意味を持つ今回の特別な評価を、本当に光栄に思います」とコメントしている。 第77回カンヌ国際映画祭はフランス現地時間の5月14日から25日まで開催。名誉パルムドールは5月25日のクロージングセレモニーで授与される。