【浸水隠し】クイーンビートルと運航会社の家宅捜索が終了 段ボール数箱分の資料を押収 JR九州「捜査に真摯に対応する」 福岡海上保安部
FBS福岡放送
JR九州の子会社が、博多と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」の浸水を隠ぺいし運航を続けていた問題です。福岡海上保安部は17日、船舶安全法違反などの疑いで会社を家宅捜索しました。
■東まどか記者 「博多港に停泊したままとなっているクイーンビートル。現在、福岡海上保安部が船内の捜索を行っています。」 17日午前、福岡海上保安部は博多港に停泊中の「クイーンビートル」と運航会社のJR九州高速船に、船舶安全法と海上運送法違反の疑いで、家宅捜索に入りました。
捜索は3時間半ほどで終了し、捜査員は段ボール数箱分の資料を押収したとみられます。 JR九州高速船は、博多と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」の浸水をことし2月に把握しながら、その後もおよそ4か月にわたり、運航を続けていました。
警報が鳴らないよう浸水センサーの位置をずらすなどの隠ぺい工作も、国の監査で発覚していて、9月には、安全管理の責任者2人に対する全国初の解任命令が出されました。 「クイーンビートル」は運休中で、親会社のJR九州は「捜査に真摯に対応する」としています。
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