『NewJeans』グループ名も楽曲も使用できなくなる!?…生みの親・ミン・ヒジン元代表がHYBEグループと完全決別、5人の退所も既定路線に
ガールズグループ「NewJeans」の生みの親で、所属事務所「ADOR(アドア)」のミン・ヒジン元代表が20日、同社の社内取締役を辞任することを表明した。韓国メディアが一斉に報じた。同社や親会社である「HYBE(ハイブ)」との完全決別となる。 ADORはヒジン元代表が独立を画策したとして、8月の取締役会で電撃解任し、キム・ジュヨンさんを新代表取締役に選任。その上でヒジン元代表の社内取締役を維持し、引き続き「NewJeans」のプロデューサーを担当させる判断を下した。 一方、ヒジン元代表は「一方的に解任決議が可決された」と反発。代表取締役再任を求めた仮処分の申し立てを行ったものの、ソウル地裁が10月29日に却下していた。 「NewJeans」メンバーもヒジン元代表に同調し、今月13日にはADORに対して代表取締役復帰などを求める内容証明郵便を送付。14日以内に受け入れられなければ専属契約を解除すると表明していた。 この日の社内取締役辞任について、ヒジン元代表は「HYBEが今までの過ちを認めず、変わる気配もなく、これ以上の努力は時間の無駄だと判断した」と理由を説明。HYBEと締結した株主間契約を解約し、株主間契約違反事項に対する法的措置を取るとしており、一連の騒動は法廷でさらに泥沼化する可能性も出てきた。 16日に韓国で開催された授賞式イベントで、メンバーのハニ(20)は「私たちがいつまで『NewJeans』でいられるか分からないけど、私たち5人とバニーズ(ファン)の関係は壊れないから、最後まで一緒に頑張りましょう!」とスピーチ。ヒジン元代表とともにHYBEを去れば、現グループ名もリリース楽曲も使用できなくなる危険性を覚悟した上での発言とみられ、5人の退所も既定路線といえそうだ。
中日スポーツ