中島和幸署長から感謝状を手渡される大神樹さん（中央）と上村逸男さん（右）＝鹿児島市の鹿児島南警察署

　通勤途中、道路脇に倒れていた５０代女性を救護したとして、鹿児島南警察署は２４日、鹿児島市清和４丁目の会社員大神樹さん（２８）と同市西谷山２丁目の会社員上村逸男さん（６５）に署長感謝状を贈った。 【写真】〈別カット〉表彰された大神樹さん（中央）、上村逸男さん（右）と中島和幸署長＝鹿児島市の鹿児島南警察署

　同署などによると、６月２６日午前８時ごろ、道路に倒れている女性を車で通勤中の大神さんが見つけた。「起こしてほしい」と頼まれ、通りかかる車に手を振り協力を求め、上村さんが応じた。女性は顔から流血し打撲もあり、２人で介抱しながら救急車を呼んだ。 　女性は同日早朝に行方不明届が出されており、早期発見につながった。大神さんは「３月に鹿児島に来たが、通勤途中に止まってくれたことに人の温かさを感じた」、上村さんは「倒れている人がいたら救護するのが当然だと思った」と話した。