木村拓哉「それは嬉しいよ!」デビュー前に世界的ディーバのPVに出演していたAIの撮影裏話に驚き
木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMのラジオ番組「木村拓哉 Flow」(毎週日曜 11:30~11:55)。 2月のマンスリーゲストは、シンガーソングライターのAIさん。2月4日(日)の放送では、アメリカ留学中にメアリー・J.ブライジのライブや、ジャネット・ジャクソンのMVに参加した当時を振り返りました。
◆アメリカでのさまざまな貴重な経験に、木村も思わず「すごい!」
アメリカ・ロサンゼルス生まれ、鹿児島県鹿児島市育ちのAIさん。小さい頃にゴスペル・クワイア(ゴスペル音楽の聖歌隊)と出会い、ゴスペルの魅力、歌う楽しさと出会ったAIさんは、中学卒業後にアメリカへ進学。ロサンゼルスのパフォーミング・アーツ・スクールの名門「LACHSA (Los Angeles County High School for the Arts)」でダンスを専攻し、歌はゴスペル・クワイアに参加して続けました。 そんなAIさんは17歳のときに、アメリカのR&B歌手、メアリー・J.ブライジのライブにゴスペル・クワイアの一員として参加。ロサンゼルスのユニバーサル・アンフィシアター(現ギブソン・アンフィシアター)で、メアリー・J.ブライジの楽曲「A Dream」を披露しました。 その日は、当時デビューしたばかりで絶大な人気を集めていたR&B歌手・アッシャーがオープニングアクトをつとめたそうです。 AIさんは当時を振り返り「最高でした。すごく盛り上がっていて」と懐かしそうに話すと、木村は「前座でアッシャーなの!? すっげーな!」とスケールの大きさに感嘆の声を漏らしました。 その後、全米から1,000人近く集まったダンサーとともに受けたオーディションに見事勝ち残ったAIさんは、ジャネット・ジャクソンの楽曲「Go Deep」のプロモーションビデオへの出演が決定。
「ちょっと(オーディションの参加人数を)盛り過ぎかもしれないですけど」と謙遜するAIさんですが、木村は「普通、まずジャネット・ジャクソンのオーディションに行かないですからね!」と、AIさんのチャレンジ精神を賞賛。 学校の友人2人とオーディションに行ったAIさんは、合格したことをうれしいと思ったものの、出演したのは3秒ほど。 「撮影に2日もかかったのに、待ち時間が長くて。いまならわかるけど、当時は全然わからなくて『すごく長いな……』って思いましたが、すごく良い経験でした」と、懐かしむように語ります。 さらに、木村からの「ジャネットとの思い出はありますか?」という質問に、AIさんは「休憩のとき、それまで踊っていたジャネットがボディガードの後ろにパッと行くんですよ。そのとき、みんな『ジャネットとしゃべりたい』とか『観たい』っていう感じで。私は手だけ振ったら、ジャネットが振り返してくれたの。高校生は、もうそれだけでうれしいわけよ」と当時の思いを語ります。 これに木村は「いや、それはうれしいよ!」と深く共感すると、AIさんは「それだけで泣きそうだったもんね。こっちを見て笑ってくれたあのスマイルは忘れられない」と、しみじみ語りました。 番組では他にも、AIさんが幼少期に聴いて印象に残っている楽曲などについて伺いました。 (TOKYO FMのラジオ番組「木村拓哉 Flow」2月4日(日)放送より)