【卓球】平野美宇、五輪後の独白。「周りは、まだ24だからと言うけど、 今はまず一つひとつ、 目の前のことをやっていく」
「みんなが思っている24歳とは違うと思います。他の人には私が5歳の時の卓球王国を見せなきゃいけない(笑)」
パリ五輪では女子団体の銀メダルに大きく貢献した平野美宇(木下グループ)。 その疲れもまだあるであろう9月初頭に卓球王国はインタビューを行った。本当だったら半年間ほど彼女が休めたら良いのにと思う。 なぜなら今年1月の全日本選手権大会まで熾烈な五輪代表レースを戦い、その後は、本戦でのシード権を争うためにWTTで8大会に参戦するなど、この3年間休みなく戦い続けてきたのだから。 以下は、五輪2大会で連続でメダルを獲得した平野美宇のインタビューの中で、彼女が発した言葉の数々。 ●シングルス準々決勝の申裕斌戦を振り返って 最終ゲームの10-9でマッチポイント。それまであまり考えてなかったのに、気持ちも思い切りいけなくて、自分の弱さが出ましたね。 いつも自分が課題にしていた部分が出てしまった。普段の自分がそこに出るのかとすごく思いました。だから意外とすんなりと受け入れることはできました。 ●女子団体決勝を振り返って 中国選手に2回連続で勝つとか、競った次の試合で勝つというのはすごく大変です。釜山の時に競ったから、パリではもっと大変になったと実感しました。 ●東京とパリ、2個の銀メダルの違いは 周りの人が私を押し上げてくれたことに感謝の気持ちが湧き上がってきました。だからこそ重い銀メダルです。 ●今後について どのくらいやればオリンピックの代表になれるのか、その過酷な過程をわかっているから、同じ熱量でやることを想像したくない。 ●平野さんが幼稚園の時から取材していますが・・・ 国内選考会を8位でスタートした一方で、私は5歳で卓球王国の表紙を飾っていたから、「そうだ(パチンと拍手)! やっぱり私は天才卓球少女だったんだ!」と自分で納得してました(笑)。 みんなが思っている24歳とは違うと思います。他の人には私が5歳の時の卓球王国を見せなきゃいけない(笑)。 (卓球王国最新号より抜粋)