【意外に知られていない高速道路料金定額プラン】いくら得するか「2泊3日の旅行」で徹底検証<長野県・大町市>
ものすごく暑くて長い夏がようやく終わり、過ごしやすい気候になってきました。この短い秋を満喫したいなら、山へ海へと遠出してみてはいかがでしょう。 ■【画像】気になる首都圏発プランの「周遊対象エリア」かなり広いです! そんな時には、定額で高速道路が乗り放題になるプランが便利です。じつは高速道路を運営するNEXCO中日本が、様々なお得なプランを展開しているんです。今回はその中の1つを利用し、実際に2泊3日旅行の交通費がどのくらいお得になるのか試してみました。
■3日間、指定エリア内の高速道路が定額で乗り放題
利用したのは「大町温泉郷 共通宿泊商品券付ドライブプラン」なるもの。これは、利用期間中(最大3日間)、指定された周遊エリア内の高速道路が定額で乗り放題になる周遊パスに宿泊商品券(10,000円分)がセットになった15,000円のプランです。 宿泊地は北アルプスの玄関口として登山者にはお馴染みのエリア、長野県大町市内の大町温泉郷にある対象7施設に限られるという縛りはあるものの、どうせ宿泊料金はかかるものだしと考えると、実質5,000円で高速道路が乗り放題になるのです。 これはかなりお得なのでは?
■気になる利用エリアはどんな感じでしょうか
首都圏発か、中京圏発か、静岡県内発かで、プランの料金は微妙に異なります。今回は都内から出発したので、首都圏発のプランを利用しました。 気になる利用可能エリアですが、まず発着エリアは都内と神奈川エリアに限られます。このエリアに入るまでの高速料金は別途負担になるので、千葉や埼玉エリア在住の方はお気をつけください。 周遊エリア(乗り降りOKなエリア)は、かなり広大です。都内から宿泊地となる大町市を中央道で目指すとすると、東は山梨県の談合坂から始まり、北は長野県の安曇野までが対象範囲です。西は駒ヶ根、さらに南の静岡方面にもエリアはかなり広く、菊川と森掛川より東側の東名高速道路も対象となります。
■2泊3日でめぐったモデルコースはこちら
この対象範囲をフル活用し、9月に子連れで2泊3日の旅を楽しんでみました。季節は多少ずれますが、秋の旅行の参考までに、その足跡を紹介してみます。 まず、初日は朝イチに都内を出発し、勝沼で一旦高速を降りて、ドライブ中のおやつ用に朝摘みのフルーツを買い込みます。途中のSAで休憩を挟みつつ、お昼前には安曇野に到着です。 続いて、名物の山賊焼きとフルーツを弁当代わりに持って、山頂近くまで車で行ける長峰山へ。安曇野を眼下に眺めながら、お昼ご飯を楽しみます。 下山後は国営安曇野公園へ。水遊びやどんぐり拾いをたっぷり楽しんだら、温泉宿に早めにチェックイン。夕食までは、周辺のカフェやベーカリーをめぐって買い物を楽しみました。 2日目は、のんびり起き出して青木湖でカヌーに乗ったり、釣りをしたりと、水遊びを満喫。 お昼は蕎麦を堪能し、2日目の宿泊地となる松本へ移動します。早めにチェックインをしたら、松本の街を散策し、買い物や食事を楽しみます。 そして、最終日は国道19号線を通って、木曽漆器の産地である平沢と奈良井を訪れてショッピング。ここからは、権兵衛峠道路を使ってひと山向こうの伊那を目指します。早めのお昼を食べつつ、新鮮な野菜をたくさんお土産に買いました。 午後になると帰り道の上野原周辺が事故で渋滞していると情報が入ったため、双葉JCTから思い切って中部横断自動車道を利用して南へ。太平洋に出て夕飯を海辺の清水で済ませ、海の幸もお土産に加えてから東名高速道路で帰路につきました。