湖に異変! ヒメマス釣りの解禁が初の見送り 試し釣りで釣果無し 外来魚レイクトラウトが原因か 山梨・本栖湖
山梨県の本栖湖で異変です。 外来魚の繁殖によりヒメマスが減少しているとして、今年の秋のヒメマス釣りの解禁が見送られることになりました。 解禁見送りは初めてです。 【写真を見る】湖に異変! ヒメマス釣りの解禁が初の見送り 試し釣りで釣果無し 外来魚レイクトラウトが原因か 山梨・本栖湖 本栖湖は例年春と秋に1か月間ずつヒメマス釣りが解禁されます。 秋は例年10月25日に解禁されていましたが、本栖湖漁協の伊藤正一組合長によりますと10月10日に沖合で試し釣りを行ったところ釣果がなかったとして、今年の秋の解禁を見送ることを決めたということです。 解禁の見送りは初めてです。 本栖湖漁協 伊藤正一組合長: 「ヒメマス釣りを楽しみにしてるお客さんも大勢いらっしゃるんですけど、そういう方に申し訳ない」 本栖湖では5年ほど前からヒメマスが減少していて、その原因とされているのが北米原産の外来魚 レイクトラウトです。 レイクトラウトは日本では栃木県の中禅寺湖だけに生息していましたが、2022年11月、初めて本栖湖でも生息が確認されました。 山梨県などの調査でレイクトラウトはヒメマスなどを食べていることがわかっていて、県は駆除を行っていますが繁殖が進んでいるおそれがあるとしています。 本栖湖ではレイクトラウトの放流やリリースが禁止されていて、県などは釣り上げた際は漁協へ持ち込むよう呼びかけています。 本栖湖漁協 伊藤正一組合長: 「釣りあげたらリリースしないで少しでも数を減らしたい」 漁協は11月中旬ヒメマスの成魚を放流し、来年3月のヒメマス釣り解禁を目指すということです。
テレビ山梨