第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選 東海大菅生VS聖カタリナ 主将「一戦必勝で日本一に」 /東京
<センバツ高校野球> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が23日オンラインであり、6年ぶり4回目出場の東海大菅生は、大会第5日第1試合(3月23日午前9時開始予定)で聖カタリナ学園(愛媛)との対戦が決まった。栄塁唯(るい)主将(2年)は「相手はチーム力がすごく良いと聞いている。センバツではまだ一勝もしていないので、自分たちの野球をして一戦必勝で日本一を取りたい」と抱負を述べた。【林田奈々】 抽選会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンラインで各校を結んで開かれた。各校の主将が50音の一つを選び、それにひも付いた対戦日程が発表される方式がとられた。 あきる野市の校内でくじを引いた栄主将は「前々から決めていた」という「菅生」の「ス」を選んだ。「相手がどこであっても自分たちの野球をしたい」と話した。 大会には菅生を含め東海大系列校3校が出場するが、東海大相模(神奈川)と東海大甲府(山梨)が初戦で対戦することになった。相模出身の若林弘泰監督は「初戦で当たらなくて良かった。願わくば決勝で母校と当たりたい。これから情報を集め、万全の態勢で初戦を迎えたい」と話した。 選手たちはこの日、紅白戦をこなした後、学校グラウンドで打撃練習などをした。対戦相手が伝えられると「おー」と歓声が上がったという。 エースの本田峻也(2年)は紅白戦で2回無失点。「直球と変化球の精度が上がっていると感じた。120%の準備をして臨みたい」と意気込んだ。大会は3月19日に開幕する。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇持ち味は打力 聖カタリナ 1925年に開校した私立校。2016年に女子校から共学化し、野球部が創部された。同年夏の愛媛大会では1年生部員のみで8強入りした。部員は現在40人。20年秋の四国大会で準優勝し、甲子園は春夏通じて初めての出場だ。チームは「打ち勝つ野球」を掲げる。秋の大会で4番に座った川口翔大(しょうだい)は打率4割4分で8打点。エース桜井頼之介(よりのすけ)は最速145キロの直球に変化球を織り交ぜ、相手を打ち取る。 〔都内版〕