「太い脚」「デカいお尻」「出っ張ったお腹」多くのコンプレックスから激変 ボディコンテストで2冠を獲得した40歳
「太い脚、デカいお尻、出っ張ったお腹、ブサイク、これらのコンプレックスと一つひとつ向き合ってきました」。竹之内有希(たけのうち・ゆき/40)さんにはたくさんのコンプレックスがあったという。 【写真】竹之内有希さんの美しいバックポーズと腹筋
親友の誘いで筋トレを始めて7年になる。「なかなか痩せない」という竹之内さんに、親友が声をかけた。 「親友に、雑誌『ウーマンズシェイプ』の読者モデルページに載ることを目標とするように言われました。その後、今度は大会出場を提案されました」 筋トレを継続したことで大会に出場しはじめた竹之内さん。昨年マッスルゲート奈良大会や京都大会のウーマンズレギンス158cm以下級で優勝した後、2023ゴールドジムJAPANCUPの同部門で優勝。今シーズンはビキニフィットネスに挑戦した。 「中学から高校卒業までの6年間はソフトテニスをしていました。ダブルスの後衛だったので、下半身はそのとき強化されていたと思います」 除脂肪が進めば隠れていた筋肉が見えてくる。筋トレは4分割で週4回、仕事上食事回数は増やせないので、1日3食、クリーンなものを摂取して身体を作ってきた。 「大会出場は、緊張と自分自身を見つめ直す機会となりました。コンプレックスを味方に、考え方もネガティブからポジティブに変わりつつあります。常に自分自身と戦っています」 そんな竹之内さんには家族や職場の同僚、ジムのスタッフなどたくさんの応援団がいる。マッスルゲート奈良大会(9月23日開催)には、ジム仲間が応援にかけつけて、大きな声援を送った。 「何事も継続することを大切にしています。大会に限らず、いろんな形で結果は出ます。また、その過程を見ている周りの人も影響を受けると思っています。自分自身がエネルギーを分け与えられる人となり、誰かの何かのキッカケとなれるのではないか、と私は信じております」
今大会、ビキニフィットネス一般の部、マスターズの部、ともに優勝し、2冠を達成することができた。これからも筋トレと大会出場を継続するという竹之内さん。「来年は、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)でビキニフィットネスデビューしたいと思っています!」
取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩