【中国】10月の国際線旅客、ほぼコロナ禍前水準に
中国民用航空局によると、中国の2024年10月の国際線旅客数(延べ人数)は前年同月比76.1%増の580万3,000人で、新型コロナウイルス流行前の19年10月(604万4,000人)の96%の水準だった。10月は国慶節(建国記念日)に伴う大型連休があり、海外旅行の需要が増えたとみられる。 国家移民管理局によると、国慶節連休(10月1~7日)の出入境者数は1,309万8,000人だった。このうち中国人は33.2%増の758万9,000人、外国人は37.2%増の101万4,000人。大型連休に海外旅行の人気が高まり、航空利用を押し上げたようだ。 10月の国内線旅客数は前年同月比10.5%増の5,828万9,000人。19年同月と比べると14.4%増え、帰省や国内旅行の利用が増えたとみられる。 1~10月の旅客数は、国際線が前年同期比2.5倍の5,370万2,000人、国内線は13.1%増の5億6,310万7,000人。国際線は19年同期の水準(6,199万2,000人)を1割程度下回った。