【阪神】新人入寮!ドラ5佐野大陽は母校の虎のぬいぐるみ持参 育成2位嶋村麟士朗は唯一の和室
阪神の新人9選手が6日、思い出の品を手に兵庫・西宮市内の選手寮「虎風荘」に入寮した。 ドラフト5位の佐野大陽内野手(22=日本海L・富山)は母校、中部大のマスコット「ちゅとら」のぬいぐるみを持参。「タイガースということでトラで、僕の母校のマスコットキャラクターもトラがモチーフ。当時から縁があったのかなという思いと、大学の監督のところでも練習させていただいて、『ぜひこれを持っていってくれ』という言葉をいただいてこれにしました」とにっこり。相棒の虎のぬいぐるみを手に「息の長い、そして阪神タイガースを代表するような選手になりたい」と力を込めた。 育成ドラフト2位嶋村麟士朗捕手(21=四国IL・高知)は寮生唯一の和室が割り当てられた。「(部屋割りに)嶋村(和室)と書いてあって『和室!?』と思ったんですけど、良い部屋なので快適です。ちょっとした特別感もあるので」と気に入った。 筋トレ好きの育成ドラフト1位工藤泰成投手(23=四国IL・徳島)はウエートトレーニング用のパワーベルトを持ち込んだ。「しっかり腹圧が抜けないようにしてくれるいいベルトです」と紹介。さらに、一番自信がある筋肉は「広背筋です」。背中を見せてポーズも決めた。 ドラフト3位の木下里都投手(23=KMGホールディングス)は同社チームメートのサイン入りボトルを持参。お守りとして部屋に飾る。今年の目標は「即戦力と言っていただけましたので、開幕は1軍から出られるように。そして1年間けがなく勝利に貢献できるように頑張っていきたい」と力を込めた。 また、ドラフト4位町田隼乙捕手(21=BC・埼玉)は同チームメートやファンのメッセージ入り応援フラッグ。育成3位早川太貴投手(25=くふうハヤテ)は同球団で使用していた帽子と、前チームの思い出の品を持参。育成4位の川崎俊哲内野手(23=日本海L・石川)は実家が輪島塗の製造・販売を行う「川崎漆器店」で、輪島塗の箸を持ち込んだ。9人はまもなく新人合同自主トレも始まり、プロ生活のスタートを切る。 <過去の阪神新人選手の入寮持参品アラカルト> ◆藤川球児(99年)持ち込んだのは32インチの大型テレビ。虎風荘史上最大の大きさだ。登板試合を全て録画し、研究していきたいと張り切った。 ◆鳥谷敬(04年)衣服や日用品など、段ボールわずか5箱分のみ持参。初の関西暮らしを控え「いろんなことに慣れていきたい」と、あえてテレビは持ち込まなかった。 ◆藤浪晋太郎(13年)好投手たちの動画を収録した、デスクトップ型のパソコンが秘密兵器。ダルビッシュ(当時レンジャーズ)らのフォーム分析に使った。 ◆大山悠輔(17年)大好きな赤をあしらった用具をそろえた。黒色ベースに赤い線が入ったグラブと、赤茶色のものの2種類を披露。 ◆佐藤輝明(21年)地元兵庫・西宮市のふとん店で購入した特注マットレスは、お値段約50万円ナリ。「めちゃくちゃ眠れます」という、体への投資となった。 ◆森下翔太(23年)黒と黄色のタイガースカラーの新品グラブを持参。「気合十分ということをグラブに表しました」。新アイテムで阪神愛の心意気を示した。