北島三郎「生涯現役」の気迫! 88歳で新曲「東京の空」披露、「まつり」も堂々歌いあげる
歌手の北島三郎(88)が5日、J:COMホール八王子で行われた「令和・歌の祭典 2024~昭和、平成、令和、歌とともに~」に出演し、約1年5カ月ぶりのステージで米寿を祝った。 【写真】“北島三郎の愛弟子”大江裕って誰? この方です 北島は、2016年9月に頚椎症性脊髄症の手術、19年11月に自宅で転倒し足の指を骨折、23年には大腿骨を骨折と数々の困難を乗り越え、この日は特製の車いすでステージに登場。レコード会社の後輩でもある美川憲一(78)は「本当に思い出が多いんですけど、今日は、御大の88歳、米寿に本当に幸せです」と祝いの言葉を述べた。 「足の指は10本ありますよね。8本折っちゃって。つまらないことでケガしたりするので気を付けて」とコメントした北島は、当日リリースされた新曲「東京の空」も披露。「北海道から夢を追いかけてきた当時の気持ちを日本クラウンの社長が詞に書いてくれました。歌っていると胸が詰まる」と語り、最後は出演者全員で名曲「まつり」を歌い上げた。 北島といえば、昨年の3月末で所属歌手たちが北島音楽事務所から卒業。在籍は北島のみとなり、実質的な“店じまい”をしたことも話題になった。 芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。 「これだけ国民的名曲の持ち歌がありながらも、新曲をリリースしようという気迫、故郷から夢を抱いて上京してきたときの情景を忘れずにいられるところに現役感がみなぎっている。今の状況を見ると“店じまい”は今まで背負ってきた荷を下ろし、しがらみのない中で歌手一本でやっていくということだったのでは。フィールドは異なりますが、北野武さんがたけし軍団と離れ、映画監督として活躍されているのと似ています。それができるのも呼ばれる場所が常にある、実力があるからこそです」 目標を聞かれると「毎日が目標です。後ろへは戻れない。焦ってもしょうがないですから、定められた命の続く限り歩いていきたい。これからも皆さんの力を借りながら先輩づらしないで、定められた命の限り、すてきな仲間たちと歌の道を歩いていけたらすごく幸せだなと思います」と語った北島。生涯現役宣言だ。