祇園祭はじまる 長刀鉾稚児が「お千度の儀」
7月1日は、京都の夏を彩る祇園祭の幕開けの日です。京都市東山区の八坂神社では「前祭」の山鉾巡行で先頭の長刀鉾に乗る稚児らが「お千度の儀」にのぞみました。 午前10時、参拝者らが見守る中、長刀鉾の稚児を務める西川雅基くんと、稚児を補佐する禿の小川門土くん、西淵一登くんが、白塗りの化粧にはかま姿で八坂神社を訪れました。長刀鉾町の「お千度の儀」は、その年の稚児と禿が大役に選ばれたことを神に報告し、祭期間中の安全を祈願するものです。3人は、本殿で神妙な面持ちでお祓いを受け、玉串を捧げた後、雨が降りしきる中、保存会の関係者らとともに本殿のまわりをゆっくりと3周し、祭の無事を祈りました。祇園祭前祭の山鉾巡行は、今月17日に行われます。