ムチュア・マドリッド・オープン

マドリッドOP会場で調整するラファエル・ナダル[写真/ゲッティイメージズ]

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）は22日にシングルスの組合せを公開。プロテクトランキング（負傷などによる長期離脱選手の救済措置）で出場する元世界ランク1位のR・ナダル（スペイン）は1回戦でワイルドカード（主催者推薦）で出場する16歳のD・ブランチ（アメリカ）と対戦することが決まった。なお、両者の年齢差は「ATPマスターズ1000」で歴代最大となった。 【ナダル、シナー、アルカラス、西岡 良仁、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ】 37歳で現在世界ランク512位のナダルは今年1月のブリスベン国際（オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250）で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。 その後、公式戦の欠場が続いていたがプロテクトランキングを利用し過去12度の優勝を誇るバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル（スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500）に出場。約3ヵ月ぶりのツアー復帰戦となる1回戦ではF・コボッリ（イタリア）を下し初戦突破を果たしたものの2回戦で第4シードのA・デ ミノー（オーストラリア）にストレートで敗れた。 そしてクレー2週連続の出場となるナダルはムチュア・マドリッド・オープンに2022年以来2年ぶり20度目の参戦。初優勝は2005年であり、その後は2010年・2013年・2014年・2017年と5度の大会制覇を成し遂げている。 今大会では1回戦で16歳のブランチと対戦することが決定。37歳のナダルにとっては21歳117日の年齢差であり、「ATPマスターズ1000」では1990年にシリーズが始まって以降 歴代最大となった。それまでは昨年のムチュア・マドリッド・オープン1回戦での、R・ガスケ（フランス）とM・ランダルーセ（スペイン）の対決であり19歳204日。 なお、ナダルは勝利した場合、2回戦で第10シードのデ ミノーと対戦する。直近では前週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで対戦しており、5-7, 1-6のストレートで敗れている。