FA動向に注目も…宣言残留した歴代選手(3)メジャー挑戦を断念で
オフシーズンに突入したプロ野球。ストーブリーグで大きな注目を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。今オフもすでに西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断した。一方で、権利を行使したものの、結果的にチームに残った選手も数多くいる。そこで今回は、FA宣言残留を決断した歴代選手を紹介する。
鳥谷敬
出身:東京都 投打:右投左打 身長/体重:180cm/79kg 生年月日:1981年6月26日 ドラフト:2003年ドラフト自由枠 近年で大活躍した阪神タイガースの遊撃手といえば、やはり鳥谷敬だろう。 聖望学園高校で甲子園を経験したのち、早稲田大学に進学。東京六大学リーグで三冠王を獲得する実力を誇り、阪神入団当初から活躍を期待されていた。 リーグ優勝を成し遂げた2005年からレギュラーを獲得すると、堅実なバッティングと守備でチームに貢献し続けた。また、2006年からは5年連続で2桁本塁打も放っている。 2014年オフ、鳥谷はメジャーを目指して海外FA権を行使。ただ、日本人内野手に対する評価が低くなっていた状況もあり、2ヶ月悩んだ末に阪神残留となった。 その後も阪神の一員として活躍し、600試合連続フルイニング出場、さらには通算2000安打など数々の金字塔を打ち立てた鳥谷。晩年は千葉ロッテマリーンズでプレーした。
ベースボールチャンネル編集部