自民・西田氏「国民に説明しないと意味ない」 参院政倫審、旧安倍派議員に公開出席要求
自民党旧安倍派の西田昌司参院議員は17日、党所属参院議員の総会で、派閥パーティー収入不記載事件に関する参院政治倫理審査会(政倫審)について、関係議員全員が全面公開で出席すべきだと主張した。関係議員27人のほとんどが非公開を希望している点について「国民に対して説明しないと意味がない」と批判した。 西田氏は「(旧安倍派議員が)しっかり説明しないがために、ほかの仲間の選挙に影響を与えてしまう。仲間を守るためにもフルオープンで出ていただきたい」と強調した。この発言に拍手で応じた出席者は1人程度だった。 西田氏の発言後、旧安倍派参院議員の筆頭格の山本順三元国家公安委員長が「自民党が一致団結しなければならない状況。今の話を十分理解しながら、皆さまにもさらなる理解をお願いする」と述べた。 参院政倫審は18日に開かれ、27人のうち当初から公開を容認していた4人のみが出席する。