クリスマスケーキ商戦活発 「小さめ」「産地前面」に
クリスマス(25日)を来週に控えて、ケーキ商戦が活発化してきた。手軽に楽しめる小さいサイズや産地・品種を前面に出した商品、主役にイチゴ以外の果実も登場。各社は細分化するニーズに対応し手に取ってもらう工夫をする。 【画像】 「シャインマスカット」を敷き詰めた新作タルト 不二家は5年ぶりに平日に挟まれたクリスマスを盛り上げようと、「ほめ曜日」をテーマに提案。イチゴを使った定番「クリスマス苺(いちご)のスペシャルショートケーキ」(5700円、Mサイズ)は、「SSやSサイズの小さめのものが、年々人気になっている」(同社)という。 山崎製パンも主力の一つ、イチゴをたっぷり使った「苺サンド」に、今年から4号(直径13センチ)サイズをラインアップに加え、手軽さを演出する。 タルト専門店のキルフェボンは全国8店舗で、21~25日の期間限定メニューを販売する。今年は、定番のイチゴに加えて、クリスマス商品で初めてタルト一面にブドウ「シャインマスカット」を敷き詰めた新作を打ち出した。イチゴは限定した店舗で静岡産「紅ほっぺ」、福岡産「あまおう」などの産地・品種を出した商品も展開する。
日本農業新聞