奥智哉、青木崇高、仲村トオルら「十角館の殺人」実写化に挑むキャスト一挙解禁
Huluオリジナルドラマ「十角館の殺人」のキャストが一挙解禁された。 ミステリー作家・綾辻行人の小説を実写化する本作。十角形の奇妙な外観を持つ“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げた。半年後、十角館の存在する無人島・角島に大学ミステリー研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、角島から遠く離れた“本土”では死んだはずの中村から手紙が届き、真相について調査し始める元ミステリ研究会メンバー・江南孝明は、島田潔と出会い行動をともにすることになる。原作はたった1行で事件の真相を描くという大胆な手法で知られ、映像化が不可能と言われてきた作品だ。 【動画】Huluオリジナル「十角館の殺人」特報はこちら 「ラーゲリより愛を込めて」やドラマ「大奥」に出演した奥智哉が江南を演じ、ドラマ初主演を果たす。島田に扮するのは、ドラマ「ちりとてちん」「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」シリーズの青木崇高。奥は「原作ファンの方々には『どうやって実写化しているのか』を早く見ていただきたいですし、はじめての方には衝撃の結末を早く味わっていただきたいです」とコメントし、青木は「原作を未読の方も既読の方も、『あのシーン』にはシビれるはず! さあ、ナポレオンもびっくりの『十角館の殺人』お楽しみあれ!」と呼びかけた。 脇を固めるキャストも明らかに。江南をいつも気にかけているアパートの大家・松本邦子役に濱田マリ、“十角館”で起きた事件の真相を追う刑事で島田の兄でもある島田修役に池田鉄洋、悲惨な事件が起きた青屋敷の元庭師で現在は行方不明となっている吉川誠一役に前川泰之が選ばれた。そして中村の妻であり青屋敷で謎の死を遂げた中村和枝役に河井青葉、誠一の帰りを本土で待つ妻・吉川政子役に草刈民代、中村の実の弟で島田の友人である中村紅次郎役に角田晃広、中村役に仲村トオルがキャスティングされている。 YouTubeでは特報が公開。手紙の謎に迫る江南と島田の姿や、テーブルの上に置かれたタバコと謎の血痕、十角形のマグカップや口紅など事件の鍵を握るアイテムが映し出され、映像の終盤では「“あの1行”が全てを覆す」というテロップが確認できる。あわせて解禁されたキービジュアルには、“十角館”の平面図に江南、島田の表情がデザインされ、各部屋にはノイズで表情が隠されたミステリ研究会メンバーが描かれた。 「十角館の殺人」は3月22日からHuluで独占配信。連続ドラマW「殺人分析班」シリーズやドラマ「相棒」シリーズの内片輝が監督を務め、ドラマ「半沢直樹」シリーズや「VIVANT」の八津弘幸のほか、早野円、藤井香織が脚本を手がける。 ■ 奥智哉 コメント 「十角館の殺人」という世界中のミステリーファンに愛され続けている作品の実写化ということで、とんでもない作品に主演として携わるんだというプレッシャーを感じていましたが、 内片監督がクランクイン前から撮影期間中もずっと僕たち役者に寄り添い続けてくださり、 そのおかげでなんとか乗り越えることができました。 また、島田役の青木崇高さんからはお芝居だけでなく、人としての在り方についても教えていただき、撮影期間は学び溢れる刺激的な毎日を過ごすことができました。 素敵なキャスト、スタッフみんなで誠心誠意を込めて作った作品になっています。 原作ファンの方々には「どうやって実写化しているのか」を早く見ていただきたいですし、 はじめての方には衝撃の結末を早く味わっていただきたいです。 配信スタートをお楽しみに!! ■ 青木崇高 コメント 内片監督とはもう10年ものお付き合いで、多くの作品でご一緒しています。 ある現場の立ち話で、「映像化不可能と言いながらどんどん映像化される中、 本当に映像化不可能な作品は果たしてあるのか?」という内容で盛り上がったとき、 監督が挙げたのがこの「十角館の殺人」でした。 時を経て、制作が決定したと聞いたとき、私は耳を疑いました。 いや内片監督、不可能なんでしょ!?と。 原作本を読んでみたら確かに…これは絶対に不可能だ。無理だ。 なぜこの作品を? まさに監督自身がミステリー。 原作を未読の方も既読の方も、「あのシーン」にはシビれるはず! さあ、ナポレオンもびっくりの「十角館の殺人」お楽しみあれ! ■ 内片輝 コメント この二人、コンビ感が素晴らしい。 同年代キャストの芝居を研究するため出番のない撮影に帯同する奥智哉の大胆さ。それでいて繊細で、撮影中の不安を正直に吐露してくれるときもあった。 何度も一緒の現場を走り抜けてくれている青木崇高には全幅の信頼を寄せていた。島田として完成度高く現場に存在してくれた姿勢には感謝しかない。 このコンビの笑顔は、作品の大事なスパイスであり、メインディッシュでもある。ぜひ注目してほしい。 (c)綾辻行人/講談社 (c)NTV