「別居婚」を前提にパートナー探し!? 漫画家・影木栄貴が50歳にして“おひとり様”をやめた理由とは?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、ゲストに漫画家の影木栄貴(えいき・えいき)さんを迎え、エッセイ「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」(KADOKAWA)について伺いました。
◆50歳で「結婚」を決意!
2024年5月にエッセイ「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」を出版した影木さん。こちらは50歳にして結婚に踏み切った経緯や“幸せつかみ方”について綴られていますが、まずは本書を執筆した理由を伺うと、「“50歳で結婚した”というレアな体験をしたわけだから、作家だったら書き残しておかないといけないなと(笑)。それに、もしかしたら(私の経験を)参考にする人がいるかもしれないなと思って」と語ります。 また、本書を拝読したれなちが“私たちは、体調不良のときに1人でいるのが不安だから「誰かそばにいてほしい」という価値観が一致して結婚しました”との一文に共感したことを伝えると、影木さんは「未来を決めるのは体調不良のときにしたほうがいい! 調子が悪いときに未来の話をするのが丁度いいんです!」と声を大にします。 というのも、影木さんが急病を患って緊急入院することになった際、パートナーが身の回りの世話をしてくれたことで、パートナーがいることのありがたみを実感したと言い、「いつか“誰かに『助けて』と言わないと生きていけない”って気付くときがくるんですよ。“(若い頃は)『1人で生きていける』とか、おごり高ぶっていてすみませんでした!”って思います」と苦笑いを浮かべます。
◆「別居婚」のススメ
影木さんいわく、今のパートナーとは「別居婚」を前提条件に探して出会ったそう。「私は“自由でいたいけど1人だと寂しくて死んじゃう”という迷惑な性格だったわけです(笑)。その願いを叶える1つの手段が『別居婚』でした。“自分のペースで生きたい、でも『パートナーがいる』安心感が欲しい”という人には別居婚がオススメです」と熱弁します。 また、別居婚するにあたり、パートナーとの関係が希薄にならないように、「まず、仮に私がSOSを出したときに駆けつけてくれるぐらいの場所まで引っ越してもらったり、必ず1日1回『おはよう』などとメッセージを送り合っています。あとは、会ったときに共通の話題があるように、今期に観るドラマやアニメを私が送ったりして、積極的に共通の話題をつくろうと努力してみています」と言います。 最後に、影木さんが思う結婚のメリット・デメリットを伺うと、「メリットはやっぱり“私はひとりじゃない”と思える精神的安定感。デメリットは、そんな相手が“もしかしたら明日死ぬかもしれない”ということですかね(笑)。これはすべてにおいて言えることかもしれないですけど、だから臨機応変に生きていく柔軟性が必要かなと思います」との言葉に、れなちも大きくうなずいていました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」放送より)