“モラトリアム”アイドル・airattic、「初対面で酔い潰れてしまいました」
クオリティの高い楽曲とモラトリアムを感じさせる雰囲気で話題を呼んでいるアイドルグループ・airattic(エアラティック)。彼女たちは一体何者で、なぜ多くの人の心を惹くのか。今回、グループから神楽寧々と小泉日菜莉の2名に、その魅力を聞いた。 (前後編の前編) 【写真】儚くも美しい神楽寧々&小泉日菜莉 撮り下ろしソロカット【5点】 ──airatticが誕生したのは神楽さんがきっかけだったそうですね? 神楽 はい、私がプロデューサーに声を掛けたのがきっかけです。私は以前、同じ事務所のtipToe.というアイドルグループで活動していたんですけど、tipToe.には「3年で卒業する」というルールがあって。卒業後、私は普通に生活しながら「なんかつまんないなぁ~」と(笑)。もう一回アイドルをやりたいと思ってtipToe.のプロデューサーだった本間(翔太)さんに声を掛けました。 ──本間さんはどんな反応だったんですか? 神楽 もともと新しいプロジェクトを考えていたみたいで、そこに私が乗っかる形になりました。そしてオーディションでメンバーを募集しました。 ──小泉さんはそのオーディションで加入したんですよね。 小泉 そうです。寧々ちゃんやtipToe.さんのことは知っていましたし、募集要項に書かれていたグループコンセプトに自分が当てはまっているような気がして、やってみようと思って受けました。 ──グループのコンセプトは「モラトリアム/都市/平熱/20代」。airatticのライブを拝見しましたが、洗練された楽曲と激しいパフォーマンスがとても印象的です。 神楽 「平熱」と言いながら「高熱」っぽい曲も多いんですけど(笑)。でもモラトリアム感は全曲に入ってるかな。 小泉 『環状線チルドレン』という曲の中にも「大人になれないのなら 僕ら、子供でいいんだ」という歌詞があったり、モラトリアム感は強いですね。あと、airatticのほぼ全部の曲に「街」という言葉が入っています。 神楽 “都会っぽさ”をイメージして楽曲を作っていると聞いたことがあります。