阪神・岡田彰布監督、首位攻防も余裕!? 広島・新井貴浩監督に先制口撃「巨人に3連勝するやり方聞くわ」
首位固めに秘策あり!? 阪神・岡田彰布監督(66)が20日、21日からの広島3連戦(マツダ)に向けて新神戸駅で取材に応じた。巨人に3連勝して2位に浮上した眼下の敵だが「(新井監督に)巨人に3連勝するやり方、聞かなアカンわ」と岡田節全開。敵将からのアドバイスも参考に!?24日からの巨人3連戦(甲子園)でも白星を重ね、28日開幕の交流戦前に今年も独走態勢に入る。 首位の座をガッチリ固める。交流戦前最後の6連戦は、1・5ゲーム差の2位広島、2ゲーム差の3位巨人と上位2チームが相手。眼下の敵との対戦を控えても、岡田監督は泰然自若だ。ニヤリと笑いながら切り出した。 「(新井監督に)巨人に3連勝するやり方、聞かなアカンわ。どないして3連勝できるかな。あした、聞くわ。3タテはきついで」 19日に新井カープは巨人相手に今季初の同一カード3連勝を飾り、2位に浮上した。勢いに乗ってホームで虎を迎え撃つ相手には、7、8日に甲子園で連敗を喫した。今季7試合で2勝4敗1分け。同一リーグで唯一負け越しているが、百戦錬磨の虎将は意に介さない。ここまで42試合を消化し、相手チームの戦力は把握できた。「もう、だいたい分かってるやん。もうこれだけ当たったら、相手どうこうは大丈夫や。戦い方ってもうそんなん一緒や、ほとんど」とうなずいた。 鯉の〝新戦力〟もチェック済みだ。8日に今季初昇格し、8試合で打率・370、1本塁打、4打点と好調な末包については「スコアラーがみとるけど、それほどマークせなアカンいう感じじゃないけどなあ。悪かった者の調子が上がってるっていうのはあるやんか。坂倉とか」と指摘。さらに2季目を迎えた新井監督の采配については「そんなこと考えて野球なんかやってたら、疲れてでけへんわ」と笑い飛ばした。 昨季も相手の出方をつかんだこの時期は快進撃だった。5月20日の広島戦(甲子園)から28日の巨人戦(同)まで8連勝。2位DeNAとのゲーム差を一気に「6」に広げ、独走態勢を築いてパ・リーグとの交流戦に突入した。18、19日のヤクルト戦を制して現在2連勝中。21日からの広島、巨人との首位攻防6連戦でも白星を重ねれば、昨季と同じ8連勝締めとなる。 「そんなん、勝ち負けなんか考えてないよ。勝負やのに勝てるなんか一切、考えてないよ。ゲームが始まってからやん、そんなのは」