「ナスと煮ると毒消しに?」毒キノコの迷信を信じないで 長野県が呼びかけ
「テングタケ」はおう吐、下痢など消化器の症状のほか神経系の中毒症状、めまい、けいれんなどで、呼吸困難になる場合もあります。同じ毒キノコの「イボテングタケ」と間違えやすいが、より毒性が強いとされています(同省)。 県は「中毒だと分かったらすぐに医師の診断を受けるよう」呼びかけ、食べたものが残っていれば受診の際に持参するよう求めています。県はキノコに詳しい人を「きのこ衛生指導員」に委嘱し、正しい知識の普及などを進めています。 長野県内ではキノコ採りに夢中になるあまり山中で方角を見失って道に迷い、遭難騒ぎになることもあります。信州のキノコシーズンは食中毒防止と、遭難防止の両面の注意が求められています。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説