延岡百条委アンケート 職員延べ52人「市長からハラスメント」 読谷山氏「やっていない」
延岡市の読谷山洋司市長の不適切発言などを調べる市議会の調査特別委員会(百条委、北林幹雄委員長)が市職員らに行ったアンケートで、既に公になっている不適切発言などの他に、市長からパワハラと捉えられる発言や行為を「直接受けた」と回答した人が47人いたことが12日、分かった。セクハラを直接受けたとの回答も5人いた。百条委が結果の一部を公表。読谷山市長は「ハラスメントはやっていない」と述べている。 アンケートは11月15日~今月2日、現役職員約1200人と2017~本年度に在籍していた元職員を対象に実施。計683人(現役職員670人、元職員13人)から回答を得た。記名回答は67人、無記名は616人だった。百条委はアンケートのうち、選択式で回答を依頼した設問についての結果を公表した。 「パワハラと捉えられる発言や行為」を「直接受けた」人以外に46人が「他の職員が直接受けている場に同席していた」と回答。「セクハラと捉えられる発言や行為」に対する同様の回答は5人だった。 読谷山市長による男性器の俗語を用いた発言について、「直接言われた」と回答した人が2人いたことなども明らかになった。 結果を踏まえ、百条委は年内に開く会合で今後の調査方針などについて協議する。北林委員長は「内容を精査する必要がある。しっかりと調査して実態を明らかにしなければならない」とコメント。読谷山市長は取材に、ハラスメントを否定した上で「(百条委の)調査の中で徹底的に調べていただき解明してほしい」と話した。
宮崎日日新聞