クリスチャン・リゾー「本当にあった話から」が京都で開幕
「クリスチャン・リゾー『D'après une histoire vraie-本当にあった話から』」が去る10月12・13日に京都・京都芸術劇場 春秋座にて上演された。 【画像】「クリスチャン・リゾー『D'après une histoire vraie-本当にあった話から』」より。(撮影:吉見崚、提供:KYOTO EXPERIMENT)(他3件) これは、南仏モンペリエの国立振付センターICI-CCNのディレクターであるクリスチャン・リゾーが、イスタンブールで観た民族舞踊に着想を得て立ち上げた作品。8人のダンサーと2人のドラマーが共演する。 京都公演について、リゾーは「この作品は2013年にアヴィニョン演劇祭で初演され、その後数年にわたって世界を巡演しましたが、今回の公演は海外でのリバイバル上演を迎える最初の機会になります。チームの皆が、この冒険の一員として京都で歓迎を受けられることを誇りに思っています」とコメントした。なお本作は10月19・20日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールでも上演される。 ■ クリスチャン・リゾー コメント KYOTO EXPERIMENTとダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペルのコラボレーションで「D’après une histoire vraie-本当にあった話から」を上演できることを大変嬉しく思います。 この作品は2013年にアヴィニョン演劇祭で初演され、その後数年にわたって世界を巡演しましたが、今回の公演は海外でのリバイバル上演を迎える最初の機会になります。 チームの皆が、この冒険の一員として京都で歓迎を受けられることを誇りに思っています。 この作品は、ダンスと音楽の間で交わされる友愛的な祝祭です。それをいま再演することは、私にとってとても重要なことでした。なぜならこの作品は、私のキャリアの中でも大切な位置を占めており、当初から変わっていない制作チームのメンバーたちにとっても非常に重要なものだからです。 私たちは共に歳を重ね、自分たちの思い出だけでなく、共通のヴィジョンをも再訪しています。 もしかすると、そのことが、この作品のタイトルに新たな次元を与えているかもしれません──「本当にあった話」は、共有の時間や時間の共有に関係しているのですから。 このフェスティバルに参加できることを、大変嬉しく思います! ■ クリスチャン・リゾー「D'après une histoire vraie-本当にあった話から」 2024年10月12日(土)~2024年10月13日(日) ※公演終了 京都府 京都芸術劇場 春秋座 2024年10月19日(土)~2024年10月20日(日) 埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール □ スタッフ コンセプト・振付・舞台美術・衣裳デザイン:クリスチャン・リゾー □ 出演 ユネス・アブラクル / ファビアン・アルマキエヴィッチ / ヤイル・バレリ / マッシモ・フスコ / ペップ・ガリゲス / ケレム・ゲレベック / フィリペ・ロウレンソ / ロベルト・マルティネス 演奏(ドラム) ディディエ・アンバクト&キングQ4