EURO予選“0勝”のチームがプレイオフに出る? 2ゴール22失点と崩壊のエストニアに集まる注目「馬鹿げたルール」
ネーションズリーグの成績がプレイオフに影響する
EURO2024予選はグループステージの全日程を終え、残すはプレイオフのみとなった。 プレイオフ出場チームはUEFAネーションズリーグ2022-23シーズンの総合ランキングを基に決められ、その中でEURO2024予選で本大会出場を決められなかったチームがプレイオフへ回ることになる。 そこで変わった形で注目を集めているのがエストニア代表だ。 エストニアはネーションズリーグのリーグDに入り、そのリーグDのグループ2でマルタ、サンマリノを抑えてグループ首位の成績を残していた。 そのことからEURO2024予選・プレイオフ出場権を手にしたのだが、気になるのはEURO2024予選での戦績だ。 グループFでベルギー、オーストリア、スウェーデン、アゼルバイジャンと同組になっていたエストニアは、8試合で1勝も挙げられなかったのだ。成績は1分7敗、2ゴール22失点とかなり厳しい成績だ。 このグループを突破したのは1位ベルギー、2位オーストリアの2チームだが、前述の通りエストニアはプレイオフへ回ることになる。ネーションズリーグの制度とはいえ、予選で0勝だったチームがプレイオフへ回るとは少々変わった事態だ。 英『Daily Star』は「馬鹿げたルール」と問題視しており、プレイオフにふさわしいゲームを展開できるかは微妙なところ。エストニアはプレイオフのパスAに入っており、プレイオフ準決勝でポーランド代表と対戦する予定となっている。3月に対戦予定だが、実力は明らかにポーランドが上だ。盛り上がるプレイオフのカードとは言えないか。
構成/ザ・ワールド編集部