日本の伝統的酒造りがユネスコの“無形文化遺産”へ 期待膨らむ酒造メーカー「日本酒が世界に広がるきっかけに」ワインの国のフランス人「日本酒は味の幅が広い」
蒸したコメに麹菌を加えて繁殖させ、麹を作る「製麹(せいぎく)」という工程は余計な菌が入らないよう、特別な部屋で行われます。その後、仕込みや搾りなど、さまざまな工程を経て、およそ60日で日本酒ができあがります。
この日本伝統の酒造りの技術は世界的にも珍しく、ユネスコの無形文化遺産に登録されれば、海外で日本酒の知名度がアップすることが期待されます。 日本清酒 桑原晶幸常務 「日本酒の国内需要は、頭打ちになってきている状況。国外への輸出は非常に重要と考えている。今は東南アジアが主体。ここ最近は韓国・アメリカ・ベトナムなど。(無形文化遺産登録が)世界に広がるいいきっかけになればとは思う」
札幌市中央区で、ワインと日本酒を提供するバーでは、すでに、外国人観光客が日本酒を飲むために店にやってきているといいます。 「ツタ子の酒場」を運営するMORK 小林美代取締役 「先日もインドネシアのお客が来て、「日本酒!サケ!」と。インバウンド客に来ていただけるように英語を喋ったり、フランス人のスタッフもいる」
ワインの国から来たフランス人スタッフが感じる日本酒の魅力は? ツタ子の酒場 スタッフ レジス・レヴェールさん 「(日本酒は)幅広く味がある。辛口から甘口、濁り酒。白ワインっぽい酸味と甘みがあって、渋さ・苦みがないのはいいところ」
北海道放送(株)
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