【日本株】配当が“ド安定”な安心して長期保有できる2銘柄! 業績が好調な時価総額3000億円以上の大企業で、配当利回りも4%超の「東ソー」と「アマダ」に注目!
【おすすめ高配当株】利回り4.42%の「東ソー」や、利回り4.09%の「アマダ」に注目! 【図版】円高が進んでも業績を伸ばせるか? ●時価総額3000億円以上でビジネス規模が大きいうえに 割安でもある「東ソー」や「アマダ」に注目! 高配当株を長期で持つなら、配当が”ド安定“で安心して持てる株が狙い目だ。どんな株が”ド安定“高配当株なのかといえば「ビジネス規模の大きい企業だと、安心感があり、おすすめです。さらに、株価指標を組合わせて、下がりにくい株に的を絞る方法が有効です」と、クォンツ・リサーチの西村公佑さんは話す。 そこで今回は「業界屈指のビジネス規模を持つ」「時価総額が3000億円以上」「配当利回りが3%以上」「PER15倍以下」という条件を満たす銘柄をピックアップした。 時価総額は株価に発行済株式数を掛け合わせたもので、企業の規模を示している。時価総額3000億円以上の大企業は、日本の全上場企業のうちわずか10%程度しかないので、この条件だけで約4000銘柄から約400銘柄に絞り込まれる。 これだけの規模の企業になると、国内で製品を販売するだけでなく、海外にも輸出しているケースがほとんどだ。輸出企業にとって円安は追い風で、直近1年間の円安の進行によって過去最高益を達成した企業も多い。しかし、今後は日米の金利差が縮まり、円高に反転する可能性が高いという。よって、銘柄選びには注意が必要だ。 「大企業といえども円高は業績ダウンに直結するため無視できません。想定為替レートが保守的でも、円高が進むだけで株価が下がる恐れがあります。円安効果によって一時的に業績が上向いている企業ではなく、円高が進んでも長期的に業績を伸ばしていける優良銘柄が望ましいでしょう」(西村さん) なお、株価が割安なら相場の急落にも強く、安定的な値動きが期待できる。具体的には、利益に対して株価が割安かをみるPERが15倍以下の銘柄に注目するといいだろう。 以下では、これらの条件を満たす2銘柄を紹介していこう(※配当利回りや最低投資額などの数字は、2024年10月4日時点。銘柄選定はクォンツ・リサーチの西村公祐さん)。 最初に紹介するのは、配当利回りが4.42%ある東ソー(4042)だ。 東ソーは総合化学メーカーの大手。国内最大の電解設備を保有し、あらゆるモノの原料を生産する。塩化ビニルや苛性ソーダのシェアが高く、事業分野も広範囲で成長の余地が大きい。第1四半期は円安効果で業績好調。PERが10倍程度と割安感が強い。水処理エンジニアリング企業であるオルガノの株式の44%を保有している点も魅力だ。 続いて紹介するのは、配当利回りが4.09%のアマダ(6113)だ。 アマダは金属加工機械で国内最大手クラス。グローバルイノベーションセンターを昨年設立し、最先端技術の開発を目指す。今期の滑り出しは出遅れ気味だが、通期では前期並みの高水準を見込む。国内外の省エネ需要に応える製品で、長期的な安定成長が期待できる。
ザイ編集部
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