【紅白】HY「2度と会えない人のことを思って歌うこともできる」名曲「366日」の変化
<第75回NHK紅白歌合戦◇リハーサル(音合わせ)◇28日◇NHKホール>3回目の出場となるHYは「366日」を歌う。リハーサル終了後、取材会に登壇し今の気持ちを語った。 【写真】HY、リハーサル(音合わせ)の模様 新里英之(Vo&Gt)、名嘉俊(Dr)、許田信介(Ba)、仲宗根泉(Key&Vo)による4人組で、沖縄県うるま市出身2000年結成のHYが、紅白リハーサル後の取材会に登壇。過去に紅白には2010年第61回に「時をこえ」、2012年第63回に「いちばん近くに」で出場。 久しぶりの紅白出演について新里は、「特別ですね。ミュージシャンとしてこのステージに手を挙げてもてるわけでもないし、本当にたくさんのみんなから選んでいただいて、何よりも僕たちを応援してくれているファンのみんなもすごく喜んでくれてるんです。そこにも恩返しできるし、また地元僕たちの沖縄にも恩返しして。地元の人たちがとても応援してくれてるんです。紅白決まったときに、車でちょっとすれ違う瞬間に口パクだけど『紅白頑張ってね』と言ってくれるんです」。 今年を振り返って名嘉は、「25周年、いろいろテレビの取材から始まって、いろんな番組にも出演させていただいて、いろんな場所で歌も届けられて、なおかつ今年はうるう年ということで、366日目に僕たちの366日を披露できたりとか、また今回の紅白の素敵な時間がですね、次の2025年に繋がるように、また映画公開も待っているので繋げていきたいなと思っています」。 「366日」はどんな曲になっているかと聞かれた仲宗根は、「自分たちにとってというよりかは聴いてくれた方々からすると、もしかしたら恋愛の曲というイメージがすごい強いのかなとも思うし、私達も曲が出た当時はそういう気持ちで歌っていましたが、16年の間にいろいろ皆さんの生活も変わったり、私達もいろいろあったりして、ちょうど3.11の震災の件がありまして、そこからは被災地で歌う機会があって、そのときに被災地の方々の前で恋愛の曲ってどういう感じで歌えばいいんだろうってちょっと考えるところがありました」。 続けて、「そのときにこの歌ってよくよく考えると、もう2度と会えない人のことを思って歌うこともできるなと思って、そこから自分の中では恋愛として歌って届けるというよりか、本当にいろんな人たちにいろんな愛、家族だったり、こういう場だったりとか2度と会えない、亡くなった方々に対してもいろんな愛があるので、その愛を歌えばいいのかなって。紅白もそういうふうに皆さんに届けるように、恋愛してる人だけが聴く歌という感じではなく、皆さんの魂に届けるような歌い方をしたい」と語った。 26年目の目標に名嘉は、「今、全国ツアーの真っ只中で、来年の2025年の9月まであります。僕たち主催のフェスもありますし、本当にいろんなたくさんのスタッフの皆さんのおかげで、1月からは映画公開もありますし、25年も大好きなファンの皆さんスタッフ、家族のみんなと一緒に駆け抜けていきたいと思っています」。 今年1年を振り返って許田は、「『祝』です。先ほども言いましたが、25周年を走り出しまして、そしていろんなドラマだったり、映画、そしてこの紅白もですね、決まったのがすごいめでたいので、祝っていう言葉が一番ふさわしいんじゃないでしょうか」と会見を締めくくった。