60歳代で貯蓄額が「2000万円」を超える予定です。これって平均より多い方でしょうか?
【60歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円~3000万円未満の割合 ・11.1% ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合 ・36.7% ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:2317万円 ・中央値:1270万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄2000万円以上は36.7%。 平均は2300万円を超え、中央値は1200万円を超えました。 貯蓄ゼロの世帯を除くと、平均と中央値が上昇しましたね。 中央値は1270万円ですので、60歳代で貯蓄2000万円超はやはり平均より多い方となるようです。
60歳代「厚生年金&国民年金」平均受給額は月額いくら?
最後に、老後生活を支える「厚生年金」と「国民年金」の平均受給額は月額どれくらいか、確認しておきましょう。 厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳代の厚生年金と国民年金の平均受給額は以下の通りです。 ※厚生年金の受給額には国民年金(基礎年金)を含む ※65歳未満の受給額は「繰上げ」により減額されたもの ・60歳:厚生年金9万4853円・国民年金4万2616円 ・61歳:厚生年金9万1675円・国民年金4万420円 ・62歳:厚生年金6万1942円・国民年金4万2513円 ・63歳:厚生年金6万4514円・国民年金4万3711円 ・64歳:厚生年金7万9536円・国民年金4万4352円 ・65歳:厚生年金14万3504円・国民年金5万8070円 ・66歳:厚生年金14万6891円・国民年金5万8012円 ・67歳:厚生年金14万5757円・国民年金5万7924円 ・68歳:厚生年金14万3898円・国民年金5万7722円 ・69歳:厚生年金14万1881円・国民年金5万7515円 厚生年金の平均月額は14万円台、国民年金の平均月額は5万円台という結果に。 国民年金は保険料の納付月数により年金額が決定する仕組みです。厚生年金は、現役時代の年収や年金加入期間により年金額を決定するため、国民年金より個人差が大きく見られます。 ご自身の年金見込額を「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認して、老後の家計収支をイメージしておけると良いでしょう。