味わい濃厚「エビマヨ」 福島・ふたば未来高生徒、葛尾産エビで商品化
ふたば未来学園高(福島県広野町)の生徒が、葛尾村で生産されたバナメイエビを使ったマヨネーズソース「エビマヨ」を商品開発した。商品を手がけた佐藤優香さん(3年)と伊藤絵美さん(2年)は「濃厚なエビの風味を感じてもらい、葛尾村の新たな産業の魅力が伝わればうれしい」と話した。 県内の学生らによる県産品の新商品開発を支援する「ふくしまの未来を創るFukurum(フクラム)基金」を活用した。村内で陸上養殖を手がけるHANERU葛尾からバナメイエビの無償提供を受けて商品開発し、漬物や加工品生産を手がけるいわき市の西野屋食品が製造協力した。 エビマヨは、バナメイエビを殻も含めて丸ごと使い、すりつぶしてマヨネーズとあえているのが特徴。佐藤さんは「うまみが詰まっている殻を生かし、バナメイエビのおいしさを知ってもらいたいと思った」と話した。 葛尾村役場で3日、披露会が開かれた。篠木弘村長らがエビマヨを味わい「エビの味がしっかりしていて濃厚でおいしい。商品化を通して、葛尾のエビが地域住民や県内外に広く知ってもらえることを期待している」と感謝した。 エビマヨは来年1月31日に福島市のコラッセふくしまで、1瓶600円程度で試験販売する予定。4月1日から本格販売を見込んでいる。
福島民友新聞