「一森良い。かなり良い」広島36歳MF、新スタ第1号を阻んだガンバ守護神を激賞!褒められた本人は「嬉しいですね。もっともっと…」
「最初に失点したのも僕です(笑)」
2月10日、新スタジアム「エディオンピースウイング広島」のこけら落としで、サンフレッチェ広島はガンバ大阪と対戦。48分にピエロス・ソティリウが先制点を奪うも、59分に岸本武流、88分に倉田秋に得点を許し、1-2で逆転負けを喫した。 【PHOTO】その名もエディオンピースウィング広島!サンフレッチェの新スタジアムを特集 ソティリウがヘッドで新スタジアム第1号を生み出す前――最も記念すべき瞬間に近付いたのは、柏好文だった。 前半終了間際の41分、36歳のMFはゴール前で鋭いシュートを放ったが、GK一森純のビッグセーブに阻まれ、惜しくもゴールとはならず。思わずピッチに倒れ込み、2万6418人が訪れたスタジアムはため息に包まれた。 柏は試合後に取材に応じ、この場面を回想。自身の決定的なシュートを防いだ一森を激賞した。 「あれはキーパーが良かったですね。一森、良いキーパーでした。彼はかなり良いキーパーですよ」 これを受けて、一森を直撃。柏が絶賛していたと伝えると、横浜F・マリノスからレンタルバックした32歳の守護神は、笑みを浮かべた。 「嬉しいですね。対戦相手に、自分以外の人に評価してもらえるのはやっぱり嬉しいですし、 もっともっと褒められるようにやっていきたいです」 一森はまた、「記録には残らないけど、この新スタジアムで最初のビッグセーブ」と振られると、「最初に失点したのも僕です(笑)」と場を沸かせた。 観客は熱をより身近に感じられ、選手も口々に好印象を伝えたエディオンピースウイング広島で、この先どんな名場面が生まれるのか。柏は「ここでどんどん勝利を重ねて、新たな歴史を築いていって、またみんなで喜びを共有できるようなピッチにしていきたい」と誓った。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)