思考が停止した部下に「責任感」を自覚させるには 「これをやって」と頼むだけの浅い言い方が組織をダメにする
そしてあなたがこう尋ねて会話が始まる。 「まずは何ができる?」 「そうですね、ウェブページをつくって写真をいくつか掲載し、注文が入るのを待つ、または、アンケートを実施してこういった製品に興味がある人の数を把握することができます」 「君が私の立場なら何をする?」 「ウェブページを作成します。そうすれば実際に注文が入るかどうか試せますし、今日中にネットにあげられますから」 「わかった。ではチームとしてすべきことは何だ?」
ここまで話が進めば、あとは彼らが引き受けるだろう。 責任感が関係する会話になると、可能なことの話から仮定の話になり、最終的にやるべきことを問う流れが自然に生まれる。 可能性、仮定、やるべきことのどの段階にチームがいるかを言葉を通じて明らかにし、彼らを次の段階へと導く。それがリーダーの務めだ。
L デビッド マルケ :米海軍攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」元艦長