未来のスター!? 欧州下部組織でプレーする日本の逸材(10)異色!? 香港→イギリスに移った日本代表
多くの日本人選手が欧州トップレベルでプレーしているが、それと同じくらいに欧州下部組織でプレーする選手も多い。Jリーグでプレーすることなく海を渡る選手もいれば、幼少期から海外で過ごす選手もいる。今回は欧州クラブの下部組織でプレーする日本人選手を紹介する。※成績、プロフィールは『transfermarkt』を参照。
DF:前田ハドー慈英(まえだ・はどー・じえい) 生年月日:2004年4月2日 所属クラブ:ブラックバーン・ローヴァーズU-21 前田ハドー慈英はイングランドで研鑽を積み、着実に成長を遂げている選手である。前田はイギリス人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を香港で過ごした。香港では今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場した強豪・傑志の育成組織で育ち、12歳でサッカーの母国イングランドに渡ってブラックバーン・ローヴァーズのユースでプレーするようになった。 前田は右サイドバックを主戦場としている。豊富な運動量を活かした上下動が持ち味で、攻撃においても存在感を発揮することができる。また、ポリバレントさも特徴としており、右サイドバックにセンターバック、守備的MFでもプレー可能だ。 前田はブラックバーンで順調にカテゴリーを上げながらプレーしており、現在はU-21チームで主力として活躍している。そのルーツから複数の国籍を有している前田であるが、2022年のモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)でU-19日本代表として日の丸を背負ってプレーした。クラブのトップチームデビューはまだ果たしていないが、このままステップアップしてA代表に絡んでくることもあるだろうか。
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