ビューラー（ロイター）

　２８日（日本時間２９日）のワールドシリーズ第３戦に先発するドジャーズのＷ・ビューラー投手が、敵地ヤンキースタジアムでメディアに対応し、意気込みなどを語った。「我々としては、任務を遂行するだけだ。シーズン中にここ（ヤンキースタジアム）に来たが、自分自身は投げなかったし、ここで投げたことがない。ワールドシリーズの第３戦に投げるのはとてもエキサイティングだ」と右腕は話した。 　過去ポストシーズンは、メジャー１年目の２０１８年から１７試合に登板し、３勝４敗。防御率３・２５。ワールドシリーズは今回を含めてキャリア３度目。いずれも第３戦を任されている。 　「天候と球場（の形態）は多少影響すると思うが、寒いのは好きだ。いいカウントをつくって投げることが大事。ワールドシリーズ登板は３度目。また投げることができるのを楽しみにしている。大舞台では、流れが大きなカギ。それを大事にしている。私は、幸いにも、キャリアの早い時点でそれを学ぶことができた。要は、メンタルをうまく支配すること。より大きなステージになるだけで、同じ野球であることに変わりはない」と、心境を語った。 　また、第２戦での左肩亜脱臼で第３戦の出場が注目されているチームメートの大谷翔平の打線における存在感を問われ「彼は多分、世界最高の選手。我々の助けになるし、相手を少し震え上がらせて、自分たちがその分、重圧を減らして、自由にプレーできると思う」と、大谷のスタメン入りを熱望した。「彼が入団したときはあまりその人柄を知らなかったけど、彼はずっと、素晴らしいし、クラブハウスでも素晴らしい。日々、彼がプレーする姿をみるのはクールなこと」。右肘手術のリハビリ中の大谷は、今季、投手の練習には参加していないが、「彼にはスプリットのことをいつも聞いているよ」などと話した。