54歳の競輪選手が大まくりで10万車券提供! 周囲は大興奮も本人は「情けないの一言」
松戸競輪場のナイター競輪「創刊55周年第23回夕刊フジ杯(FI)」が23日に開幕。5RのA級初日特選に出場した堀政美(54歳・茨城=65期)に話を聞いた。 勝部貴博-土屋裕二の後位で即席ライン3番手を固めていた堀政美が、勝負所で自力に転じて1着となり特大配当(3連単は12万9,970円)を提供した。54歳の大まくりに選手たちは大興奮。レース後は堀を称える声が続出したが、当の本人は申し訳なさそうにラインの仲間に謝り続けていた。 「いやー、申し訳ない気持ちでいっぱい。反省しかないです。(1番車だったのに)スタートで位置が取れず後ろ攻めになってしまったし、(もつれたあと)土屋君が追い上げてくれたのにビビって付いていけなかった。情けないの一言です」 しかし、リベンジの機会はすぐに訪れた。準決はなんと勝部貴博の番手にいける構成。 「初日に迷惑かけてしまった分、今度こそ仕事をしてワンツーを決めたい。同じ失敗を2回もやったら大変ですからね」 まくりが出たように脚の状態は上々。今度は納得のレース内容で結果も出してみせる。(netkeirin特派員)