RENAが「勝ってケージに上りたい」とケージ初勝利を誓う。新世代ぶる対戦相手に「3つしか変わらん! それはもう同世代じゃ」【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の前々日インタビューが3月21日、大阪市内で行われた。 昨年4月以来の再起戦となるRENA(シーザージム)が「勝ってケージに上りたい」と2022年7月以来の勝利への意欲を見せた。 約1年の欠場期間を「長かったような短かったような。濃い短い時間。すごく充実したんだなと感じています」と振り返る。 今回対戦するシン・ユリ(韓国/team GENIUS)は元ROAD FC女子アトム級王者でRIZIN初参戦。「高身長で、2年のデータがないのは気がかりではありますが、動きは変わらないと思うので距離感さえ間違わなければ問題ないのかと思います」、試合については「お互い打撃得意なので打撃戦。嫌がって組んでくる想定も。MMAなのでいろんな展開で圧倒できたらと思っています」との見立て。 このカードは大晦日のリング上で発表されたのだが、その際、ユリは「時代を終わらせる」と挑発。これについては「でも、私を終わらせたらジョシカク終わっちゃうよって(笑)。冗談ですけど、でもまあ意識してもらえてるのは、まだトップに立てている、作ってこれてるんだなと、それはうれしいですね」とジョークを交えながら余裕の笑顔を浮かべつつも「(キャリアが)60戦になって、引退は自分で決めるので。それはあなたが決めることではないと思いますけど。試合で黙らせたらいい」とぴしゃり 今回は2戦2敗とゲンの悪いケージでの試合となるのだが「そろそろ勝ちたいですね。勝ってケージに上りたい」とケージで勝った際の定番のケージに上ってのアピールを夢見つつも「高い所が怖いんで降りれない。誰かに降ろしてもらわないと(笑)」とのこと。
また最近、RIZINで女子の試合が少なくなっていることについては「やっぱり圧倒的に数が少ないのと、明確に男子と違うのはキャラがないこと。でもこれは作っても仕方がない。こればかりは時代とともに流れとともに、出てくる選手は出てくる。女子の流れを切れさせないために、今いる選手で頑張らないといけない」と分析。自身については「私ってなんのキャラなんだろう? どっちかというとヒールじゃないですか? どっちかっていうと悪者に言われるもん。男性選手はいろんな個性の方がいらっしゃるじゃないですか。そういう面は足りないのかなと思います」と自らヒール宣言。 自身が強いヒールとなってベビーフェイスや若手の壁となるという構図もやぶさかではないかと問われると「ナチュラルなんだから、やめてよ(笑)。誰がナチュラルヒールだよ! アハハ!」と笑いながらも「私がヒールなのであれば正義の味方、天使みたいな、ヒーローみたいな方が現れたらより盛り上がるので、それはそれでありかなとは思いますけど。やっぱりヒールがいないとヒーローも出てこないので、ナチュラルヒールで行きたいと思います」と語った。 今後については「2年くらいケガで悩まされていたので、ケガがなければ定期的にしたい。あと(現役は)何年もないので、体と心が持つ限りは走り続けたいと思っている」と今年はコンスタントに試合をしたいという希望を口にした。そして「今は“この試合に集中”と考えていますがケガがなければまたリング上で一言あるかもしれませんね」と勝利の際には今後についてのアピールも予告した。 そして最後に「起一選手みたいに一言物申したいことがありまして」との前振りから「シン・ユリ選手! “幼い頃から見ていた”とかええ加減にせいこら! 3つしか変わらん! それはもう同世代じゃ!」と物申した。