栄光から絶望へ......破綻したキャサリン皇太子妃の母、キャロル・ミドルトン
人気ドラマ「ザ・クラウン」シーズン6で意外な活躍を見せるのがキャサリン皇太子妃の母、キャロル・ミドルトンだ。だが実際の本人は経営するパーティーグッズ会社が破綻し、非難にさらされている。 【写真】破綻した会社の広告に登場するキャロル・ミドルトン 「アメリカ人はキャサリン皇太子妃の母親がイギリス版クリス・ジェンナーだとは知らなかったんだろう」と、あるネットユーザーはつぶやいた。2023年12月14日に配信開始されたNetflixドラマ「ザ・クラウン」シーズン6でキャロル・ミドルトンはなかなか重要な役回りを与えられている。第7話で野心家のキャロルはウィリアム王子の腕の中に娘を飛び込ませようと、 "ステージママ"ばりに戦略的な動きを見せる。「ママ、彼は王子なのよ......」と、母親の態度に納得できない若いケイト・ミドルトン(メグ・ベラミー)から抗議されてもキャロル・ミドルトン(イヴ・ベスト)は動じない。
ふさわしくないなんて思わないで
「あなたのお父さんと出会ったとき、お父さんだって私にはもったいない人だったわ。私はカートを押して歩く、しがない客室乗務員だったもの」と言うと、「お父さんのお祖母さんは女王陛下の叔母と親しかった。お父さんのお父さんは英国空軍でフィリップ殿下と一緒だった。だから私はなんて幸運なんだろうと最初は思った。それから事業を始めて成功して、お父さんは仕事を辞めて、家族のためにフルタイムで事業に専念するようになった。そうして気づいたの。もしかしたら逆だったかもしれないと。お父さんの方が幸運だったのだと。自分を卑下してはだめ。自分がふさわしくないなんて思わないで」。 キャロル・ミドルトンが実際、娘にこんなふうに語ったかどうかはわからない。しかし、英国王室専門ジャーナリストのティナ・ブラウンは、「母親がふたりのロマンスの行方を効果的に手助けしていなければ、いまのキャサリン皇太子妃はなかったと思う」と話す。カーダシアン家のクリス・ジェンナーを彷彿とさせる話だ。クリス・ジェンナーも客室乗務員を経て弁護士のロバート・カーダシアンと結婚した後、娘たちをせっせと売り出した。キャロル・ミドルトン、旧姓ゴールドスミスは奇しくもクリス・ジェンナーと同じ年に生まれた。正確には1955年1月31日にロンドンで生まれた。