【バレー】バレーボールネーションズリーグ男子、日本の初戦をイタリア選手はどう見た?【現地レポート】
バレーボールネーションズリーグ(以下、VNL)男子が現地時間5月21日に開幕した。日本はブラジル、リオデジャネイロ市で初戦を迎え、アルゼンチンを3-1で破った。1週間に4戦行う最後の4戦目はイタリア。イタリアは去年の五輪予選で出場権を得られず、このVNLでしっかりポイントを稼ぎ、ランキング上位での獲得を目指す。
これでもかと3枚ブロック
イタリアの初戦はドイツ。去年の五輪予選でドイツのブロックに圧倒され、OPグロゼルに強打を叩き込まれたリベンジを果たしたいところだ。試合前のランキングはイタリアが4位、ドイツが11位。ここで再び負ければ、ポイントを大きく落とすことになる。 試合はイタリア3-0ドイツ。どちらのチームもややスローペースな展開となったが、イタリアが少しでも余裕があれば、ことごとくブロックを3枚つけてくる。それに対しドイツはしっかりブロックフォローが入り、つないでブロックが1、2枚と少なくなるまで待つ忍耐があった。3セット目はドイツが終始リードしていたが、23点までいったところで、イタリアがスパイク、ブロックで逆転し、ストレートで勝利した。この結果、昨日、アルゼンチン戦後に3位に上がった日本が4位になり、イタリアが3位に戻った。
試合後のコメント。ロマノとジャネッリは日本対アルゼンチンをどう見た?
――イタリア対ドイツの初戦、いかがでしたか。 イタリア、OPロマノ:去年、五輪予選で負けた同じ会場ですが、強くなって戻ってきました。ブラジルチームには何人か親しい選手がいるので、対戦はいつも楽しみです。会場の雰囲気もとても好きです。 ――日本対アルゼンチンはご覧になりましたか。 ロマノ:昨日の日本対アルゼンチン戦はトレーニングの時間と重なってしまったので、少しだけ見ました。まず、去年、日本はとても良かったと思います。デイフェンスの良さは僕が述べるまでもありませんね、皆さんご存じの通りです。でも今はオフェンスも良くなってきました。ブロックが低いからと言って侮ることはできないし、スパイクもとてもタフになりました。こっちが打っても打っても拾ってくるし……、(ハーッとため息)気が抜けません。土曜日のイタリア対日本は、僕たちイタリアがまず自分たちのベストを尽くしたいと思います。今日が初戦でまだ何試合かあるので、もっと調子を上げるつもりです。