デビジョンシリーズ前日練習でストレッチをするドジャース山本（撮影・菅敏）

　ドジャース山本由伸投手（26）が4日（日本時間5日）、翌5日（同6日）に開幕するパドレスとのナ・リーグ地区シリーズ（3戦先勝）を前に取材対応を行った。 　山本は同日の1戦目に先発予定。当初は第2戦だったが、第5戦までもつれた場合に中5日で調整可能となるため、変更となった。今季の山本は7勝2敗。6月に右肩腱板（けんばん）の損傷で離脱したが、9月10日（同11日）のカブス戦で復帰した。復帰後の最多投球数は79球だが、予定の球数やイニングなどは「わからない」と話した。 　【山本の一問一答は以下の通り】 　－第1戦先発が決まったのはいつか 　昨日の練習前に監督などと話をして、伝えられました。 　－これまで大舞台の経験はあると思うが、明日への準備は 　とにかく勝つことに集中して、明日の1試合に向けて。よりいい状態で試合を迎えられるように。経験は、こっちでのプレーは初めてなので。今まで何度か大事な試合は登板してますけど、また新しい気持ちで、とにかく全力で頑張りたいと思います。 　－独特の雰囲気にはどう対処したいか 　ファンの方の声援はすごく力になると思いますし。自分の実力以上のものを、ファンの方の声援のおかげで出すことができたらなと思います。 　－WBCでの経験はどう生きてくるか 　もちろんプラスに働くところがあると思いますけど。とにかくいつもと変わらない気持ちで、明日の1試合に集中して投げたいと思います。 　－負傷者リストから復帰したが、状態はケガする前と比べてどうか 　感覚的にはすごくいいと思いますし。9月で4試合登板して、試合での感覚だったり、細かいところもすごくいいものが出てきてるので。とにかく自信を持って明日マウンドに上がりたいです。 　－明日のイニング数は 　いや、それはわからないですけど、とにかく1イニング1イニングに集中して。本当にいつもの試合と変わらず、とにかく1イニングに集中して投げていきたいなと思ってます。 　－大谷翔平がビッグゲームでのプレッシャーをどう対処していると感じているか 　どういう風に対処してるかはわからないですけど。WBCの時もすごくリーダーシップもあり、チームをとにかく引っ張って、みんながいけるという気持ちにしてくれたのは翔平さんだと思いますし。すごくチームを引っ張ってもらったっていうのは覚えてます。 　－緊張感もあると思うが、勝つためにどんなことをいつも心がけているか 　もちろん、明日からは始まる試合がすごく特別なのはわかってますけども。気持ちとしてはいつものシーズンの試合と変わらず、いい意味で変わらない気持ちで登板することで、自分のピッチングができるんじゃないかなと思います。 　－ケガで離脱している期間は成長できる期間という話をしていた。被打率やWHIP(1イニングあたり何人の走者を出したか)は悪くなっているが、空振りの率やハードヒットの率は低くなっている。球の質はどう感じているか 　9月の登板はいい登板もあり、悪い登板もあったので。4試合だったので、ちょっとなんとも言えないんですけど。良くなったと感じるとこもありますし、もちろんまだまだな部分もたくさんあると思います。 　－第2戦から第1戦に先発予定が変わった時の心境は 　伝えられた時は多少、びっくりするところもありましたけど。体調もすごく良かったですし、まだメニューも全然変えられるタイミングだったので。しっかり試合に向かってやろうと思いましたし、もちろん初戦はやっぱり流れを多少左右するのが大きいかなと思いますし。とにかく責任を持って全力で投げたいと思います。 　－ダルビッシュは2戦目の先発。投げ合えなくなったが、何かやりとりは 　いえ、特にないです。 　－ポストシーズンを目標にしてきたと思うが、初のメジャーで楽しめていることは 　やっぱりこの10月が特別だっていうのは誰かから話を聞くっていう以上に、すごく雰囲気で感じ取れるところがすごくありますし。やっぱりこの真剣勝負ですので、プレーしてる間は楽しいかはわからないんですけど。終わった後に楽しかったなと思えるような結果になればなと思います。 　－大事な試合に日本人4人(大谷、ダルビッシュ、松井)が競い合う 　やっぱりより高いレベルで対戦できるっていうのは、すごく選手の僕もすごくうれしく思いますし。それ以上に日本のファンの方がすごく楽しみにしてくださってるのもすごく感じてるので。とにかく全力で頑張ります。 　－パドレスは2度対戦している。どんな打線と見ているか 　もちろん、すごくいい打者がたくさんいることもわかってますし。すごくいいチームなのはわかってるので、とにかく全力で頑張ります。