明菜&慎吾のコラボを実現した手腕に脱帽【山田美保子氏コラム】
【山田美保子のミホコは見ていた!】 香取慎吾の後ろでWピースをしながら満面の笑みを浮かべている中森明菜の姿に涙が出た。 【写真】香取慎吾の後ろでWピース!満面の笑みを浮かべる中森明菜 11月27日、香取にとって約2年7カ月ぶりとなる3rdアルバム「Circus Funk」の配信リリースに先駆け、収録されている「TATOO(feat.中森明菜)」が20日に配信シングルとしてリリースされるのはデイリースポーツ紙既報どおりだ。 一緒にブースに入る“まさかのスタイル”で向き合って目を見ながらレコーディングした2人。明菜は優しく丁寧に歌い方の指導をしたという。 今年7月、ファンクラブ限定で6年半ぶりのディナーショーを行い、11曲を披露した明菜。「ただのクソババアでしょ。来年還暦よ」と自虐コメントするも、昔ながらのチャーミングな様子にファンは酔いしれたものだ。 10月3日に肉声メッセージを寄せた「The Covers」(NHK)も大いに話題を呼んだし、12月27日と28日には7月の追加公演というべきイベントを昼夜2回、計4回行う予定だ。これで一番にわかるのは彼女の体調が良好であること。香取との2ショットで見せたアップにまとめた髪型も元気な証拠であるように思えた。 そんな彼女に「花の82年組」の同期が一斉に連絡をとろうと試みたのは、堀ちえみがステージ4の舌がん罹患を公表した2019年1月だった。が、当時の連絡先を誰も知らず、唯一、もっとも仲良しだった小泉今日子が「わかるかもしれない」と薬丸裕英に伝えたというが、それからも明菜と同期が繋がった様子は伝わってこなかった。 他にも彼女と直接連絡をとりたいと願っていた人たちは大勢いると思うが、その方法がわからなかったり、心のどこかで躊躇したりしていた人もいたような気がする。連絡がとれたのはいいけれど彼女の体調が万全ではなかったらどうしよう。復帰を急かして追い込んでしまわないか。情報がないことで、そうした心配が付きまとっていたのも事実である。 そんな中、突破口を開いたのが香取とスタッフ。「いつかカバー等させていただきたい」という想いに加えて、プロデュースやマネジメントチームの手腕と実現したパワーにまた脱帽させられた。 香取の歌唱力が格段にアップしたと感じたのは2021年、明治座でのソロライブを観たときだ。ボイトレなど厳しいレッスンを積んだと聞いている。そんな彼を「ずっと見てたから。応援してました」と明菜。最強で最高なコラボに大拍手を贈りたい。