節約メニューの“2日目のカレー”。「食中毒」のリスクをおさえる方法はあるの?
カレーを2日分まとめて作ることの節約効果とは?
カレーを2日分まとめて作った場合、夕食の食費はどのくらい節約できるのか確認してみましょう。例えば、3人家族で2日目の夕食にもカレーを食べると想定し、全部で6皿分のカレーを作る場合で計算してみます。 市販のカレールー1箱(12皿分)の半分を使って作る場合で、必要な材料を以下の通りとします。なお価格はすべて購入する場所や時期などによって変動する可能性があるため、目安として参考にしてください。 ●カレールー半箱:149円(税込み) ●肉250グラム:402円(税込み) ●玉ねぎ中2個:279円(税込み) ●じゃがいも中225グラム:145円(税込み) ●にんじん半分:26円(税込み) さらに、カレー1人前のご飯の量を200グラムとした場合、約90グラムの米が必要です。カレー6皿分なので約540グラムの米を使うと考えて、約279円(税込み)となります。 合計すると、家族3人で2日連続、夕食にカレーを食べた場合にかかる費用は1280円ほどということになります。 株式会社リクルートライフスタイルが実施した「外食に求める期待と予算についてのアンケート調査」によると「自宅での普段の夕食」にかける費用は1人あたり平均626円ということなので、家族3人分だと約1878円です。2日分だと約3756円になるため、カレーをまとめて作って2日目の夕食にも食べた場合のほうが、2400円以上も節約できることになります。
食中毒のリスクをおさえるためには対策が必要
2日目のカレーは味に深みが出るため、多めに作る家庭も多いでしょう。しかし、カレーは作ってから時間がたつとウェルシュ菌と呼ばれる食中毒を引き起こす菌が増殖しやすくなるため、しっかりと管理しなければなりません。 小さめの容器に小分けにするなどして、なるべく早く冷蔵庫に入れ、翌日はよく加熱してから食べるようにしましょう。 カレーをまとめて作って2日間食べると夕食代の節約にもなるため、しっかりと対策して安全に楽しめるようにすることをおすすめします。 出典 東京都保健医療局 株式会社リクルートライフスタイル 「自宅での普段の夕食」は平均支出626円 「特別な外食の夕食」は同3,826円 女性は外食に対して「お腹を満たす」以外の期待が大きい 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部