RAIN(ピ)ことチョン・ジフン、“重厚な一発”のため入念準備「演技の先生、発声の先生と調整して頑張りました」<レッド・スワン>
「紳士の品格」(2012年)などで知られる女優キム・ハヌルと歌手“RAIN(ピ)”として日本でも人気のチョン・ジフンが共演する韓国のサスペンスドラマ「レッド・スワン」の制作発表会が7月2日に行われ、出演陣がそれぞれ工夫を凝らした役作りについて語った。 【写真】ミニ丈スカートがお似合い!スタイル抜群キム・ハヌルの全身ショット ■キム・ハヌル「『ボディガード』を楽しんだ世代なので…」 「レッド・スワン」は、韓国の大財閥“ファイン家”の後継者の妻オ・ワンス(ハヌル)が何者かに銃撃されたところから始まるサスペンス。銃撃の黒幕が一家の内部にいると考えたワンスは、ボディガードのソ・ドユン(ジフン)とともに、夫ヨングク(チョン・ギョウン)や家に出入りする女性チャン・テラ(キ・ウンセ)、強欲な義母ミラン(ソ・イスク)らの秘密を探っていく。 会見にはキム・ハヌルとチョン・ジフン、共演のチョン・ギョウン、ソ・イスク、キ・ウンセ、そしてパク・ホンギュン監督が登壇した。ハヌルは、出演を決めた理由について「私は映画『ボディガード』を楽しんだ世代なので、題材に興味を覚えました」と返答。“セレブ女性とそのボディガードがタッグを組んで秘密に迫っていく”という題材に惹かれたと明かした。 今回演じるのは、元世界的ゴルファーで今は財閥家の妻であり親善大使、という役回り。「親善大使を務めている方々の姿をモニタリングして、人前に立つ姿やふるまい、衣装について研究しました」「(ゴルフは)本当に難しかったです。練習をいくらやってもフォームがうまく表現できず、どんな演技よりゴルフの練習が多かったです」と、ワンスのキャラクターを作り上げるべく様々な準備をしたことを打ち明けた。 ■チョン・ギョウン「スペインやイタリアの財閥をイメージ」 一方、ジフンはアクション演技に加え、キャラクターを表現するセリフ回しに力を入れたという。「ボディガード役だからセリフは多くなくて。ただ、ここぞというときの“重厚な一発”が必要だったので、そのトーンを定めるために演技の先生や発声の先生と調整して、どういうふうに力加減しようかというのが悩ましかったです。頑張って発声のトレーニングを行いました」と振り返った。 司会者から「もしよろしければ、ここで重厚な一発を…」と求められると、「ちょっと心の準備が必要です」と居ずまいをただし、よく響く低音で「こうご期待を。『レッド・スワン』、7月3日です」と美声を披露し、会場を沸かせた。 さらに、財閥家の御曹司ヨングク役のチョン・ギョウンは「スペインやイタリアの財閥のイメージを提案して、髪も伸ばしたり束ねたり、いろんなヘアスタイルを演出しました」と、ビジュアル面からキャラクターづけに工夫したことを回想。 その母ミラン役のソ・イスクは「生まれつきの財閥一族の女性ですが、少し差別化を図りたいと思い、何か“欠乏”を抱えた人物だと考えて表現しました」、また、ワンス&ヨングク夫婦をかき回す挑発的なキャラクター・テラ役のキ・ウンセは「テラを“悪い女”で終わらせない!という気持ちを込めて演技しました」と振り返った。 ■チョン・ジフン「この作品はロマンスドラマ」 一家の闇を追うミステリースリラーであり、ワンスとドユンのロマンスでもあり、ボディガードもののアクション作でもある本作。特にどの点に重点を置いて撮影に臨んだかという質問には、ハヌルが「ファイングループの中に重心があると考えました。いろんな事件が起きて、死の危険も迫っていて。私が重心を保たないといけないと思ったので、柔軟なカリスマを見失わないように頑張りました」と回答。 一方、ジフンは「この作品はロマンスドラマだという思いで取り組みました。私自身の思いつきではなく、常にキム・ハヌルさんと会話を重ねて作ることを心がけました。ありがたいことに耳を傾けていただいて、コミュニケーションがスムーズに進みました」と、主人公カップルのロマンスに重点を置いて取り組んだことを打ち明け、期待を高めた。 「レッド・スワン」(全10話/毎週水曜日2話ずつ配信)はディズニープラス「スター」で7月3日から独占配信中。