選手、スタッフたちと。写真一番右が三好博氏

　バレーボールV2男子の大分三好ヴァイセアドラーは12日、オーナー兼部長の三好博（あつし）氏が3月11日に逝去したことを発表した。 　医師である三好氏はバレーボールが大好きで、三好内科・循環器科医院開業と同時にバレーボールをしている学生や選手を応援したいという気持ちから1996年にチームを立ち上げた。チーム設立当初は9人制のチームだったが、後に6人制に移行し、2006年にトップリーグ初昇格。2018年に「V.LEAGUE」の体制となって以降はトップカテゴリーのV1に所属していたが、2022-23シーズンの入替戦でヴォレアス北海道に敗れ、今シーズンはV2に所属している。 　また、三好氏はアフリカ・ケニアでのバレーボール普及にも尽力し、「三好杯」を開催したり、小学校建設のための寄付などにも貢献してきた。 　同チーム公式サイトでは、「今週末のV・レギュラーラウンド最終戦には三好部長の思いを引継ぎ全力で戦います。なお、今後のチーム体制等については決まり次第皆様にお伝え致します」と伝えている。 　また、一般社団法人ジャパンバレーボールリーグの國分裕之チェアマンは三好氏の訃報に際し、以下のようにコメントを発表した。 V.LEAGUE DIVISION2 MEN所属、大分三好ヴァイセアドラー　オーナー兼部長である三好 博様の訃報が本日届きました。 三好様におかれましては、病院経営の傍らでバレーボールチームを立ち上げ、トップカテゴリーにまで導いて頂きました。 バレーボールをこよなく愛し、Vリーグならびに日本バレーボール界の発展に大きく寄与されたことに対して心より感謝申し上げますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。