【松本まりかさん】迷った時は「素の自分を尊敬できてる?」と問いかけています|美ST
私を幸せにできるのは私、美容のモチベーションも自分のため。誰かのためでなく、“自分のために綺麗でいること”が心地よく幸せに生きる基準になり、周りをもハッピーにできる。そんな私らしい美しさを更新し続ける女性にフォーカスする連載です。
少しだけ背伸びして丁寧に生きれば自分自身を尊敬できるように
27、8歳くらいの時、出演した舞台で「まず自分を知るのよ」というセリフがあって心に響きました。とてもシンプルな言葉ですが、自分を知るとは一体どういうことだろうと衝撃を受けたんです。そして自分とは何かを本当の意味で考えるようになりました。自愛って自分を許すことも含まれるけど、許すだけでいい、というのは違うじゃないですか。 やるべきことをやらないでソファでダラダラしてありのままの私を愛する、それって少し傲慢ですよね。ダメな自分のことは自分も愛せないし、きっと愛されない。そう思った時に、取り繕わなくても愛せる自分になろうと心に決めました。また、心の清潔感を保つことも重要です。部屋の掃除、整理整頓、誰も見ていなくても美しい佇まいを心がけること。 辛い時もサボりたくなる時も「少しだけでいいから頑張れ」と自分に声をかけ、ちょっとだけ背伸びをし続けることを意識するようにしました。自分を律するのは大変なように思えるかもしれないけれど、その状態をデフォルトにしてしまえば案外できるものです。放っておくと堕落してしまう側の人間だからこそ、1ミリずつでもいいから背伸びして成長させる。もちろん自分にちょいちょいご褒美をあげるのは必要です。ご褒美がないと続かないですから。 私の場合は浅煎りコーヒーと美味しいご飯ですかね。とはいえ、それで満たされる部分は根本的な解決にはならないから、迷った時は心のセンターにある自愛の核心に戻って「素の自分を尊敬できてる?」と問いかけます。傷ついて転んで経験しないと分からない私は、普通の人よりかなり遠回りしちゃったけど、だからこそたどり着けた“NO自愛、NO LIFE”の境地を誇りに思っています。