市議会一般質問 「クーリングシェルター」を指定へ 7月までに公共施設から選定【山陽小野田】
山陽小野田市は、熱中症による健康被害を減らすため、7月までに暑熱避難施設「クーリングシェルター」を指定する。20日に開かれた市議会6月定例会の一般質問で、吉永美子議員(公明)の質問に、山本満康市民部次長が答えた。 熱中症による死亡者数が増加傾向にあることから、国は4月に改正気候変動適応法を施行。過去にない危険な暑さによって深刻な健康被害が生じると予測されたときに、熱中症警戒アラートの一つ上となる特別警戒アラートを発表する。 県内15カ所の観測地点すべてで翌日の暑さ指数が35以上に達すると予測された場合に、前日の午後2時ごろに熱中症特別警戒アラートが出る。その際に、暑さをしのぐ場所として開放される施設がクーリングシェルター。県内では宇部、防府、下松、岩国市で指定している。 市は、暑さが本格化する7月までにシェルターを指定する方針。庁内各課へアンケート調査を行い、「適当な冷房設備が備わっている」「適切な空間を確保できる」などの条件に当てはまる公共施設を選定し、決定次第、発表する。