竹内涼真と町田啓太がW主演、監督は大友啓史 Netflixで井上佐藤『10DANCE』実写映画化
竹内涼真と町田啓太がW主演を務めるNetflix映画『10DANCE』が2025年に配信されることが決定した。 【写真】俳優として大事にする“体作り”について語る竹内涼真 本作は、男性2人のダンスに懸ける情熱、闘志、対抗心、そして苦悩や嫉妬を描いた、講談社『ヤングマガジン』で連載中の井上佐藤による同名漫画を実写映画化するもの。『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などの大友啓史が監督を務める。 W主演を務めるのは、ドラマ『スミカスミレ』(テレビ朝日系)以来、約8年ぶりの共演となる竹内と町田。ラテンダンス日本チャンピオンで、世界に通用する実力を持ちながら、ある理由から国内の大会にこだわる主人公・鈴木信也を竹内、鈴木を“10ダンス”の世界に誘う、スタンダードダンス日本チャンピオンで世界2位という記録を持つ、もう一人の主人公・杉木信也を町田がそれぞれ演じる。なお竹内は、Netflix初参加となる本作で、社交ダンスに初挑戦する。 ラテンダンスの日本チャンピオン・鈴木信也(竹内涼真)とスタンダードダンスの日本チャンピオンで世界2位の記録を持つ杉木信也(町田啓太)。土俵は違えど、名前が1文字違いであることから比較されることに、負けず嫌いな鈴木は苛立ちをおぼえていた。そんなある日、杉木から「“10ダンス”でチャンピオンをともに目指そう」と突然誘いを受ける。10ダンスとは、ラテン5種とスタンダード5種の両方を極めたダンサーたちが、全10種類のダンスで競い合う競技ダンスのこと。それぞれが教え合い、世界を目指そうという杉木の提案に対して、最初はその余りの無謀さから断る鈴木だったが、挑発的で闘争心を煽るような杉木の態度に押し負けて、怒りのまま引き受けることに。性格も何もかも正反対な2人はぶつかりながらも、日々レッスンを重ねるなかで互いに切磋琢磨し、徐々に距離を縮めていく。そして次第に鈴木は杉木に惹かれ始めていることに気づく。 実写化に際し、原作者の井上佐藤は「大友監督、竹内さん、町田さん、このお三方ならば、官能とその先にある歓喜を表現していただけるだろうと期待を込めて、完成をソワソワしながらお待ちしております」とエールを贈った。 コメント 大友啓史(監督) 愛に関する器、その器量を創り手に強く問うてくる作品です。 身体を重ね、眼差しを交わした瞬間、 優美さの裏側に潜む秘めた感情や情熱と共に、様々なボーダーを超えた、未だ見ぬ新しい何かが産み落とされていくかのようです。 日々心を震わしながら、この挑戦に取り組んでいます。 竹内涼真、町田啓太の魅力をたっぷり添えて。ゴージャスで魅惑的な、そして今まで見たことのない新鮮なダンス映画を世界にお届けしたい。 どうぞご期待ください。 井上佐藤(原作) この度の映像化のお話を伺ったとき、正直に言えば「期待1:不安9」の割合でした。理由は、『10DANCE』の映像化には製作費をかけ、監督に恵まれ、キャストにも充分なダンスの資質が無ければ無理であろうと考えたからです。ですがその後、製作がまさかのNetflixさんと聞き、不安が一つ消えました。更に大友監督がメガホンを握ることに決まり、その映像から受ける美意識の高さに緊張が走りました。鈴木役の竹内さんは短髪で精悍なイメージがありましたが、髪を伸ばした笑顔を拝見して、「あ、”兄ちゃん”キャラだ!! しかも気さくな感じ…」と、鈴木との共通点を見つけて、嬉しくなりました。杉木役の町田さんは、原作の杉木よりもずっと優しく甘いマスクで、貴公子感に溢れていて、ときめきました。このお二方の配役は私の中でストンと腑に落ちました。もちろん映像化にあたっては、漫画通りという訳にはいかないと思いますが、大友監督、竹内さん、町田さん、このお三方ならば、官能とその先にある歓喜を表現していただけるだろうと期待を込めて、完成をソワソワしながらお待ちしております。
リアルサウンド編集部