母の年金は「月5万円」です。援助したいですが、難しいなら「生活保護」を受けてもらうべきでしょうか…?
生活保護の申請手順
生活保護の申請は、以下の手順で行います。 1.福祉事務所での相談 まずは福祉事務所で相談をします。担当者が申請者の生活状況を詳しく聞き取り、手続きの案内や必要書類の確認を行います。 2.必要書類の準備 申請には、収入証明書、年金の受給証明、資産状況を示す書類などが必要です。これらを申請書とともに提出します。なお、必要書類がそろっていない場合でも、申請が可能なケースもあります。 3.申請と審査 書類を提出し、正式に申請を行います。その後、家庭訪問や収入調査などを通じて生活状況が審査され、要件を満たしているか確認されます。 申請手続きが完了すると、審査結果が通知され、支給が開始されます。申請に不安がある場合は、福祉事務所の担当者にサポートを受けながら進めることも可能です。
親と自身の生活のために生活保護を検討しましょう
「子どもがいると生活保護は受給できない」という誤解を抱く人が多いです。しかし、生活保護を申請する際は、扶養義務者である家族が援助できるかどうかが確認されるものの、必ずしも扶養義務者が支援を行う必要はありません。 扶養義務者自身が経済的な余裕がない場合には、申請者の生活保護の受給が可能と判断されるケースが多くあります。正しい知識を持ち、必要な支援を前向きに活用することで、親の生活に安心をもたらすことができるでしょう。 出典 厚生労働省 生活保護制度 執筆者:西村りえ 2級ファイナンシャルプランナー、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部